ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社(GfK)は、2004年度国内デジタルカメラ市場に関する調査結果を公開した。デジタルカメラの販売台数は763万6,000台で、前年度より4%の増加。内訳を家電量販店397万9,000台(前年度比101.3%、以下同)、カメラ専門店365万7,000台(107.1%)としている。
調査によると、デジタルカメラの販売実績は第1四半期から順に107%、107%、102%、101%と鈍化。低迷の原因を普及による飽和としつつも、世帯普及率46.2%(2005年3月の消費動向調査)というデータから「新規需要が減少してはいるものの、飽和状態というわけではない」、「デジタルに抵抗感を持つ層にアピールできれば普及率70%も」と推測している。
記録媒体のシェアを見ると、SDメモリーカードが第1四半期の44.7%から第4四半期に65%と拡大した。シェアを落としたのはCFとxDピクチャーカード。なお、家電量販店のポイント制度を活用すれば、本体と同時にメモリーカードが購入できるため、「記録媒体が購入の決め手になることは少ない」と分析している。
また、2004年度は手ブレ補正への認知が高まったとし、「次回購入の決め手」に手ブレ補正機構を挙げる消費者が増加しているという。手ブレ補正付き製品のシェアは第1四半期に4%、第4四半期には14%と伸張している。
そのほかコンパクト機のトレンドとしては、100g以上150g未満の小型モデルが増加し、光学ファインダーのないモデルがシェアを伸ばしたという。
■ URL
GfK
http://www.gfkjpn.co.jp/
2004年度Imaging市場現況
http://www.gfkjpn.co.jp/report/documents/ProFi-Imaging_fy2004.pdf
( 折本 幸治 )
2005/05/10 18:43
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