ガートナージャパン株式会社は2日、2004年の日本プリンタ市場の出荷調査結果を発表した。
これによると、2004年のプリンタ出荷台数は563万8,000台で、対前年比13.2%減。出荷金額は2,888億300万円で対前年比8.4%減。2001年から4年連続でマイナス成長となった。なお、この結果にはインクジェット複合機が含まれておらず、これを含んだ出荷台数は781万6,000台で、対前年比1.1%減、金額は3,552億800万円で対前年比1.5%減となる。
インクジェット複合機の出荷台数は217万8,000台で、対前年比54.6%。インクジェット機全体の33.7%を占め、年末商戦期の10~12月では40%に達した。
インクジェット機のメーカーシェアは、8年ぶりにキヤノンがエプソンと入れ替わって首位になった。キヤノンは単機能機で55%、エプソンは複合機で44%のシェアを獲得した。
ページプリンタはカラー機の出荷台数が対前年比23.8%増となり、モノクロ機が対前年比5.3%減となった。
2005年はインクジェット機においてさらに複合機が増加するとよそくしているが、新たな機能や特徴のある製品が登場しなければ、早期買換え需要の喚起につながらないとし、インクジェット全体で2004年とほぼ同程度になるとの予測を提示。複合機でのプリンタ機能の充実を予想している。
■ URL
ガートナー
http://www.gartner.co.jp/
ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20050302-01.pdf
( 田中 真一郎 )
2005/03/02 13:45
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