日本ビクターの米国法人、JVC Industrial Americaは、3CCD方式の1インチHDDカメラ「GZ-MC500」を参考出品した。プロトタイプの段階で製品化は未定。
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GZ-MC500
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Type 2 CF互換の1インチHDDスロットを備えたムービーカメラ「Everio(エブリオ)」のプロトタイプ。2004年10月発売の「GZ-MC200」を強化したモデルで、CCDを単板式の1/3.6型有効200万画素から、3板式1/4.5型133万画素に変更。ダイナミックレンジが拡大し、MC200から搭載する画像処理回路「Megabrid Engine」とあわせて自然なシャープネスや彩度、高コントラスト、低ノイズを実現したという。
記録形式は、静止画がJPEG、動画がMPEG-2。記録解像度は、静止画が2,560×1,920ピクセル、動画が720×480ピクセル。60iで動画を記録する「ULTRA mode」も備えている。
レンズは光学10倍ズームで、35mm判換算での焦点距離は、静止画撮影時43~334mm、4:3動画時46.2~462mm、16:9動画時37.8~378mm。開放F値は1.8。マクロモード時の最短撮影距離は5cm。
本体は黒一色となり、レンズ先端にはフードやマニュアルフォーカスリングを備える。フラッシュもポップアップ式になった。本体側面にスチルカメラ風のモードダイヤルを搭載するなど、MC200とは異なるイメージになっている。MC200の特徴だった可動式のグリップは継承している。そのほか、シャッター速度優先、または絞り優先AEも選択可能になっている。
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GZ-MC200(右)との比較
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GZ-MC500の撮影画像を展示
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MC200と同じく、1.8型の液晶モニター、PictBridge対応USB 2.0インターフェイス、SDメモリーカードスロットなどを装備。配布の資料には、4GB Microdriveの付属を予告していた。
同じく、3CCD方式のDVカメラ「GR-X5」もプロトタイプが展示された。こちらも発売時期は未定。
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GR-X5
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撮像部はMC500と共通と見られ、撮像素子に1/4.5型133万画素CCDを3枚使用。SDメモリーカードスロットも備え、2,560×1,920ピクセルの静止画記録にも対応する。レンズは光学10倍ズームで、開放F値は1.8。
Megabrid Engineに加え、「Super High-Band Processor」を搭載。輝度信号をクリアにするという。液晶モニターは可動式の2.5型。PictBridge対応のUSB 2.0インターフェイス、IEEE 1394インターフェイスなどを装備する。
( 折本 幸治 )
2005/02/24 14:25
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