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松下、世界最小画素サイズ2µmのMOSイメージセンサー


 松下電器産業株式会社は8日、世界最小2μm角のMOSイメージセンサーを開発したと発表した。製品化の時期は未定。

 画素数200万のMOSイメージセンサー。画素面積2μm角は、イメージセンサーとして世界最小としている。さらにフォトダイオード面積比を従来比1.5倍の30%に高め、「感度を損なうことなく画素の微細化を実現した」としている。

 具体的には、イメージセンサーとして世界初の0.15μm微細設計ルールを採用し、配線面積を従来比で40%削減。回路規模を小型化し、フォトダイオードの面積を広げた。加えて、画素ごとに設けていた検出アンプを1個あたり2行×2列の4画素で共用する設計とし、フォトオダイオード面積をさらに拡大している。

 また、電源ラインをパルス駆動にすることで、4画素で共用する検出アンプ回路のトランジスタ数を、通常の3個(出力、リセット、行選択)から行選択トランジスタを省略、2個に削減した。

 CCDと異なり、MOSイメージセンサーは1画素に1つのアンプが必要なため、画素の微細化が難しいとされていた。同社は2004年2月発表の1/4型(2,25μm)MOSイメージセンサーにおいて、すでに信号検出トランジスタの4画素共有設計を実現している。



URL
  松下電器
  http://panasonic.co.jp/
  ニュースリリース
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050208-5/jn050208-5.html


( 折本 幸治 )
2005/02/09 13:20
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