|
2004年発売のデジタル対応レンズ「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di」
|
株式会社タムロンは2004年12月期(2004年1月~12月)の連結業績を発表した。売上高は633億4,500万円(前期比15.5%増、以下同)、営業利益72億2,300万円(13.9%増)、純利益44億7,400万円(33.7%増)の増収増益となった。
次期見通しは売上高700億円、純利益48億円を見込んでいる。
同社グループの事業別セグメントは、一眼レフ用交換レンズなどの「写真関連事業」、デジタルカメラ用レンズなどの「レンズ関連事業」、プロジェクター用レンズユニットなどの「特機その他」に分かれている。生産実績でのセグメント別構成比は、写真関連18%、レンズ関連68.7%、特機その他が13.3%。
このうち写真関連事業は、デジタル一眼レフカメラ市場の伸びにあわせて新製品を開発。売上高107億6,500万円(13.7%増)、営業利益4億9,200万円(259.8%増)と大幅な利益増となった。
写真関連事業における販売実績の海外比率は61.8%。国内比率は38.2%。ただし、前期比で8.3%増の海外に対し、国内は23.6%増と大きく増加した。
レンズ関連事業では、主力のデジタルカメラ用レンズが堅調に推移。市場全体の在庫調整により計画は下回ったものの、前年を上回る業績となった。また、価格下落に対応するため、開発リードタイムの短縮化、原価低減に努めたとしている。売上高は439億円(14.2%増)、営業利益73億6,300万円(9.2%増)。
特機その他は、売上高85億9,900万円(25.6%増)、営業利益6億2,000万円(1.6%増)。プロジェクター光学デバイスの受注増により増収になったものの、価格競争や次期リアプロジェクション市場への先行投資などで利益率は低下した。
■ URL
タムロン
http://www.tamron.co.jp/
平成16年12月期連結短信(PDF)
http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/20050208.pdf
( 折本 幸治 )
2005/02/08 19:15
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|