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EXILIM CARD EX-S100
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カシオ計算機株式会社は2日、2004年度第3四半期(2004年4月1日~12月31日の9カ月累計)を発表した。
これによると、売上高は4,154億3,000万円(前年同期比12.7%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は283億8,900万円(59.5%増)、純利益は147億9,800万円(95.1%増)。
分野別では、デジタルカメラ、電子辞書、電卓などを含むコンシューマ部門が、売上高1,456億円(5.5%増)。デジタルカメラに関しては計画通り海外市場で売上を拡大したほか、海外生産シフトが進み、価格下落の影響も大きくなかったとしている。また、電子辞書は国内トップシェアを維持し、高利益率も維持したとしている。
時計部門の売上高は509億円(3.5%減)。電波時計とソーラー駆動モデルの市場を広げ、一般モデルの比率を下げた結果、減収となった。ただし、利益は大きく改善したとしている。
MNS部門は320万画素カメラを搭載した携帯電話「A5406CA」などが好調で、売上高994億円(68.4%増)となった。情報機器部門は、ソリューション事業が堅調で、売上高は348億円(4.2%増)。
こうしたコンシューマ部門、時計部門、情報機器部門の堅調は続くとしながらも、MNS部門などにおける受注状況などから、通期予想は売上高が前回予想の6,000億円から5,600億円に、営業利益が420億円から390億円に下方修正された。ただし、純利益はカシオマイクロニクス株式会社の増資効果により、200億円から210億円に上方修正されている。
■ URL
カシオ
http://www.casio.co.jp/
決算報告
http://www.casio.co.jp/ir/library/results/
決算参考資料
http://www.casio.co.jp/ir/library/summary/
決算説明会資料(PDF)
http://www.casio.co.jp/ir/pdf/kessan_shiryo/200412/setusiryou-05_3rd.pdf
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( 田中 真一郎 )
2005/02/02 16:41
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