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富士写真フイルム、第3四半期は減収減益も、電子映像は堅調

~フィルム、ペーパーは国内外で減少

FinePix S3 Pro
 富士写真フイルム株式会社は31日、2004年度第3四半期の連結業績を発表した。9カ月通算で、売上高は前年同期比0.5%減の1兆8,929億5,300万円、営業利益が同1.2%減の1,448億5,200万円、純利益が2.8%減の734億9,300万円。

 第3四半期では、売上高が前年同期比0.4%減の6,400億円、営業利益が同17.7%減の436億円、純利益が同31.6%減の208億円。

 第3四半期におけるイメージングソリューションは、売上高2,054億円(前年同期比5%減)、営業利益94億円(同47.6%減)。同セグメントにおける売上高の構成比は、「電子映像」が約30%、「ラボ・FDi」が約22%、「カラーフィルム等」が20%、「カラーペーパー・薬品等」が約17%、「フォトフィニッシング機器」が約9%。このうち電子映像は前期比2%の微増、ラボ・FDiが横ばい。それ以外は前期比で減少した。

 電子映像のうち、デジタルカメラの販売台数は第3四半期で約170万台、9カ月累計では490万台。「FinePix S3 Pro」に対し、「旺盛な引き合いがある」としている。

 一方、カラーフィルム等の売上高は国内で約25%減、海外で約20%減と落ち込んだ。カラーペーパー・薬品も国内は数量ベースで約6%減だが、海外ではデジタルミニラボの普及拡大で約3%増加した。なお、デジタルミニラボの出荷台数は9カ月累計で5,900台。デジタルミニラボを含むフォトフィニッシング機器全体では、売上高は前期比約5%減となた。

 イメージングソリューション以外の事業別セグメントでは、印刷、記録メディア、医療画像などのインフォメーションソリューションが1,876億円(前期比0.1%減)、営業利益が152億円(同25.2%減)。フラットパネルディスプレイ材料、記録メディアなどが増加した。オフィス機器などのドキュメントソリューションは、売上高2,470億円(同3.4%増)、営業利益189億円(同28.7%増)。

 2004年度通期の見通しは売上高が2兆6,100億円、営業利益が1,640億円、純利益が825億円。中間期時点から変更はない。



URL
  富士写真フイルム
  http://www.fujifilm.co.jp/
  平成17年3月期第3四半期(通算)財務・業績の概況(PDF形式)
  http://www.fujifilm.co.jp/corporate/ir/pdf/financialresults/ff_fr_2004q3_allj.pdf
  決算説明会資料(PDF形式)
  http://www.fujifilm.co.jp/corporate/ir/pdf/other/ff_irdata_2004q3_001j.pdf


( 折本 幸治 )
2005/01/31 19:36
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