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オリンパス、デジカメ価格下落などで売上高を下方修正

~4~12月期は62.4%の減益

 オリンパス株式会社は31日、2004年度4~12月期の連結決算業績を発表した。売上高は前年同期比21%増の5,651億7,200万円、営業利益は同46.5%減の260億8,500万円、純利益は同62.4%減の104億9,000万円。国内デジタルカメラの価格競争などで映像事業が大幅に減収、中間決算発表時の予想から売上高を100億円下方修正した。

 第3四半期における映像事業の売上高は、国内が230億4,400万円、海外が1,985億8,500万円。海外は増収となったものの、国内では価格競争激化により減収、事業全体では67億円の減収となった。なお、同社のデジタルカメラ販売台数は全世界で700万台となり、前年同期より27.3%増加した。連結売上高に占める映像事業の構成比は39.2%。

 医療事業は好調で、売上高は国内が横ばい、海外が外科内視鏡などの販売が好調で大幅な増収となっている。構成比は29%。ライフサイエンス事業は72億円の増収で構成比10%、産業事業は53億円の増収で構成比6.4%となっている。また、9月のアイ・ティー・エックスの子会社化が830億円の増収に寄与した。

 連結業績の減益の要因は、デジタルカメラの価格下落などの影響や、研究開発投資を中心とした販売比および一般管理費の増加によるもの。

 ただし、2004年度通期の下方修正は売上高のみで、利益については、「経費削減など施策を展開している」とし、修正はない。修正後の業績予想は、売上高8,300億円、純利益135億円。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  平成17年3月期第3四半期財務・業績の概要(PDF形式)
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/pdf/brief137PA_4.pdf


( 折本 幸治 )
2005/01/31 18:29
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