デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

京セラ、2004年度通期を13%下方修正

~デジカメなど光学部門の損失も拡大

 京セラ株式会社は27日、2004年度第3四半期の連結決算を発表した。売上高は9カ月通算で前年同期比9.4%増の8,926億4,200万円、営業利益は同67.9%増の813億9,900万円、純利益は同71.9%増の571億6,300万円と増収増益になった。

 ただし、携帯電話市場の競争激化やデジタルカメラ市場の価格下落などにより、2004年度通期の見込みを、前回発表の売上高1,260億円から1,150億円に、純利益を850億円から590億円へと下方修正した。

 デジタルカメラ、銀塩カメラ、光学モジュールなどの光学部門を含む機器関連事業は、9カ月通算で売上高3,998億5,000万円(前年同期比4.1%増)、事業利益58億4,200万円(同68.2%減)となった。減益の主な理由として、国内向携帯電話端末、中国向けPHS関連製品の売上減少、光学部門の事業構造改革費用を挙げている。

 なお、2004年10月28日の2004年度中間期の決算発表において、携帯電話向けカメラモジュールの生産に資源を割り振るなど、光学部門の構造改革が発表されている。このとき、デジタルカメラのブランドを「京セラ」(Finecam)から「CONTAX」へ集約すると発表した。当時発表された2004年度における同部門の損失見通しは130億円だったが150億円へと拡大する見通しとなった。



URL
  京セラ
  http://www.kyocera.co.jp/
  平成17年3月期第3四半期連結決算概要(PDF形式)
  http://www.kyocera.co.jp/ir/pdf/tanshin050127.pdf

関連記事
京セラ、デジタルカメラ事業をCONTAXブランドへ統一(2004/10/29)


( 折本 幸治 )
2005/01/27 20:50
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.