シャープ株式会社は26日、1/1.8型800万画素CCDを開発したと発表した。10月末からサンプル出荷し、2005年1月より量産出荷を開始する。サンプル価格は8,400円。
センサーは対角9mm、原色フィルタ付きのインターラインCCDで、形名は「RJ21V3BA0ET」。総画素数は850万(3,382×2,513画素)、撮像画素数は829万(3,320×2,496画素)。微細加工技術と画素セル縮小技術により、同サイズのインターラインCCDとしては、「業界最高の画素数を実現した」としている。
現在の800万画素級コンパクトデジカメでは、2/3型CCD(対角11mm)が主流となっている。
2.2μm角の正方画素を採用し、感度は90mV(TYP.)。VGAサイズ(640×480ピクセル)、30fpsでの動画撮影にも対応している。パッケージは32ピンのプラスチックSOP(Small Outline Package)。
CCDに加えて、CCD周辺ICの「LR38674」、1チップ信号処理LSI「LR38669Y」を3チップシステムソリューションとして統合。画像取り込み、信号処理、液晶モニターやメモリーカードへの出力インターフェイスをシステムで提供することで、機器の小型化や開発期間の短縮をサポートするとしている。
■ URL
シャープ
http://www.sharp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/041026-a.html
( 折本 幸治 )
2004/10/26 14:59
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