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Kodak、2004年第3四半期売上は前年同期比1%増

～デジタル関連の売上は39%増

　米Eastman Kodakは20日(現地時間)、2004年第3四半期の業績を発表した。これによると売上高は33億6,400万ドルで前年同期比1%増。ただし為替変動の影響を除くと2%減となる。純利益は4億7,900万ドルで前年同期の1億2,200万ドルから大幅に増えたが、これはリモートセンシングシステム事業の売却益4億3,400万ドルを含む。

　部門別ではデジタル&フィルムイメージングシステムズ部門の売上が23億800万ドルで、前年同期比7%減。営業利益は2億1,400万ドルで、前年同期比4%増。

　増益にはコダックピクチャーメーカーキオスクと関連消耗品と、デジタルカメラを含むコンシューマー向けデジタルキャプチャー部門の売上がそれぞれ41%増のほか、映画用フィルムの売上が好調としている。また、管理コスト削減、生産性向上、小売店やラボの現像における利益改善がなされたとしている。同社は米国におけるコンシューマー向けフィルムの需要について、前年比20%減と予測している。

　ダニエル・A・カープ会長兼CEOは「事業の成長を促進させる一方で、賢明な従来事業の運営と組織全体のコスト抑制を図ることにより、利益予測を達成してきました。実際、デジタル関連の売上は39%増加しており、従来事業での13%の売上減少を補完する結果となりました」と述べている。

　このほかヘルスイメージング部門の売上が6億4,200万ドルで12%増、営業利益は1億200万ドル。コマーシャルイメージング部門の売上が1億9,500万ドルで3%増、営業利益は3,300万ドル。グラフィックコミュニケーション部門の売上が1億9,500万ドルで138%増、営業損失は4,000万ドル。ディスプレイ&コンポーネンツ事業を含むその他の部門は売上が2,400万ドルで14%減、営業損失は4,900万ドル。

■ ＵＲＬ
　コダック
　 http://wwwjp.kodak.com/
　ニュースリリース
　 http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/1004/211004.shtml

（田中真一郎）
2004/10/21 19:40

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