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やじうまPhotokina 2004

~写真の祭典で見たあれこれ

 “写真、カメラのオリンピック”ことPhotokina。世界から1,600にも上る企業、団体が出展するメガエキスポから、記者の目に留まったことをいくつか。


写真の祭典

 Photokinaでは会場のそこここで写真展をやっている。エリオット・アーウィットのような大御所から未来の巨匠の作品まで、写真展めぐりだけで1日潰れそうなど。その中でデジカメWatch的に注目しておきたいのが、ドイツの画像処理専門誌が主催した作品展。「“UFOが写っている写真”が出品の条件」という作品展で、つまり、写真にUFOを合成することでフォトレタッチテクニックを競おうというイベント。わかりやすいテーマだけに、人気を呼んでいた。


作品展が会場の随所で開催されている
エリオット・アーウィットの作品展には、氏の愛用するライカが展示されていた
UFO作品展

ケルン市内もPhotokina一色

 Photokinaの会場であるケルンメッセの展示会ビジネスはケルン市にとっても重要で、プレスパスを持っていると市内の公共交通機関が無料になるなどの様々な便宜が図られている。随所にPhotokinaの看板が立ち、タクシーにはカメラメーカーの広告が付き、市内もPhotokinaムード一色。

 会場外で“熱い”スポットがカメラ屋さん。どこのカメラ屋さんでも新品と中古が同居しており、Photokina開場前と閉場後の1時間は、Photokinaの入場証やプレスパスを下げた人たちでごったがえす。

 カメラ屋さんもPhotokina来場者をあてこんで「Photokinaセール」なんていう垂れ幕を下げたりする。もっとも、Photokinaセール中の中古価格は普段より高いという話もある


ケルン市のシンボルである大聖堂のすぐ横にあるカメラ屋さん。早朝からたくさんの人が訪れていた
会場のケルンメッセから路面電車で4駅ほど離れたところにあるカメラ屋さん。Photokinaセール開催中となっているが、何がお買い得なのかは店内に入ってもよくわからなかった

ヌードもあるぞ、撮影会

 女性モデルや車など、被写体を用意して来場者に撮影してもらう、あるいは、プロカメラマンがモデルを撮影するデモを行なうブースは日本のフォトエキスポでもたくさんあるが、Photokinaではヌードの女性も登場する。

 特にアグファは毎夕ヌード撮影のデモを行なっているとのこと。筆者は大変残念なことに遭遇していないが、アグファブースで数度のヌード撮影に成功している某ライター氏によると、ものすごい数のギャラリーが集まるらしい。


この程度ならあたりまえ これはアグファブースではないところで筆者が目撃したモデル。この写真は待機中の様子で、撮影のデモがはじまると手をどけていました アグファブースに群がる人々

ドイツといえばカメラ、カメラといえば日本

 ドイツといえばソーセージにジャガイモ、ビール。会場に無数にあるレストランやカフェで供される食事もこうしたものがほとんど。

 一方で、「カメラといえば日本」だからなのか、寿司を売るスタンドも出店。プラスチックの使い捨て皿で出てくることを考えると、握り5つ、いなり寿司1つ、巻物4つで16ユーロ(日本円換算で約2,000円)はちと高い。



映画スター大集合?

 イベントの一つの楽しみと言えば、ブースを彩るお姉さん……もあるけれど、ここではパフォーマーを紹介したい。チャールズ・チャップリンは外見からしぐさまで本人そっくり!



 Nokiaのメガピクセルケータイで一緒に写真を撮って、キオスク端末でプリントしてくれるコーナー。西部劇のスター、ジョン・ウェインは当然ながら立て看板。デジタル一眼レフで写真を撮影し、データはその会社のWebサイトに行かないとダウンロードできない仕組みになっている。うまい。



( 田中 真一郎 )
2004/10/02 10:23
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