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【Photokina 2004】欧州のカメラ付きケータイもメガピクセル時代に
今、もっとも我々の身近にあるカメラは? と聞かれれば、デジタル一眼レフでもレンズ付きフィルムでもなく、カメラ付きケータイ、と答える人が多いのではないだろうか。カメラ専門の展示会であるPhotokinaにも、決して数は多くないがカメラ付きケータイが出品されている。
まず、最右翼に挙げたいのが北欧の巨人、ノキア(Nokia)の「Nokia 7610」だ。ユニークな形状のボディ背面には100万画素のカメラを搭載。最大1,152×864ピクセルの静止画のほか、174×144ピクセル、最大10分間の動画を記録できる。RealOne Playerを搭載し、3GPP、MPEG-4、H.263、Real Videoの動画が閲覧可能。会場ではBluetooth経由でキオスク端末に撮影画像を送信、プリントするデモが行なわれていた。
今、欧州で一番ホットなメガピクセル端末Nokia 7610
Nokia 7610のカメラレンズ面
日本では以前、iモード向けに端末を供給していたことや、最近ではW-CDMAに対応した木の葉型の「Nokia 7650」で、ケータイ愛好家に名前を知られる程度のノキアだが、欧州での人気は絶大。北欧家具のようなシンプルかつハイセンスなデザイン、プレミアム感を演出するPR戦略など、欧州の携帯電話業界でナンバーワンのブランドイメージを誇るといって差し支えない。ノキアの端末には、ノキアにしかない着信音、いわゆる「Nokia Tune」が組み込まれているが、ドイツではメッセ会場、街中、ホテルのロビー、空港などいたるところでこのNokia Tuneが響き渡っている。それは単にノキアのユーザーが多い、ということだけではない。Nokia Tuneが「私はノキアを使っていますよ」というアピールになるのだそうだ。
逆に日本でもおなじみといえばソニー・エリクソン(SONY ERICSSON)。今回はソニーブースの中に間借りするような形での展示となった。ソニー・エリクソンのケータイで今一番話題なのは回転式ボディとメガピクセルカメラでひときわ目を惹く「S700i」だ。
回転式ボディとメガピクセルカメラでひときわ目を惹くS700i
S700iの画面側
S700iの側面
スペック的にいうとSO505iに近いこの端末は、130万画素のカメラを搭載。爪切りのように、液晶部分は回転、折りたたみが自由にできる機構になっている。大きな画面をファインダーにして、ケータイを横向きにしてデジカメのように扱える。メモリースティック DUOスロットも備え、欧州版デジカメケータイ、といった趣だ。まだ発売されたばかりだが、香港ではすでに大人気だそうで品切れが相次いでいるという。
ソニー・エリクソンのもうひとつの端末は、K700i。こちらは欧州の端末らしいコンパクトボディに、30万画素クラスのカメラを搭載。640×480ピクセルの画像を記録可能だ。
欧州らしいミニ・コンパクトなデザインのK700i
K700iのカメラレンズ部
日本ではすでに30万画素クラスのカメラ付きケータイは時代遅れになりつつあるが、そもそも欧州ではメールを打つ人やケータイで写真を撮っている姿を見る機会はまだ少ない。メガピクセルなど上位機種のほんのごく一握り。市中に出回っているカメラ付きケータイはほとんどが30万画素クラスだろう。
逆に、展示内容が期待はずれだったのはサムスン(SAMSUNG)だ。展示会では毎回のように、斬新な発想の端末を出品してきて驚かせる同社だが、今回は現行の欧州向け端末を数機種、しかも1台ずつのみ。出品された端末のスペックも十分高いのだが、日本にはまだない3倍光学ズームレンズ付きケータイやハードディスク内蔵端末を発表している同社だけに、非常に残念だ。唯一の救いは100万画素カメラを搭載した「SGH-P730」があったこと。そのほかの30万画素カメラ搭載のタマゴ型スライドボディ端末「SGH-E800」のモック、同じく30万画素でスライド式ボディの「SGH-D410」の実機が展示されていた。
サムスンが展示したケータイの中で唯一のメガピクセル機SGH-P730
SGH-P730のカメラレンズ面
タマゴ型のスライド式ボディがキュートなSGH-E800
スライド式ボディに30万画素クラスのカメラを搭載したSGH-D410
ドイツ最大の通信会社、ドイツテレコム(Deutsche Telekom)が運営する携帯電話サービスが「T-Mobile」だ。T-Mobileは世界進出を果たしており、アメリカやヨーロッパ諸国でもサービスを展開している。発表されたばかりのスマートフォン「T-Mobile SDA」はコンパクトなボディにメガピクセルカメラを搭載。OSにはPocketPC 2003 for Smartphoneが搭載されており、Pocket Outlookを中心に、PCとの接続性も良好だ。
コンパクトなWindows Mobile搭載端末T-Mobile SDA。メガピクセルカメラを搭載
カメラレンズ側。Windowsのロゴが描かれている
日本では携帯電話事業者の戦略上、Windows系統のOSが採用される可能性は低い。そういった意味ではうらやましい1台だ。このほか、ドイツの国際的メーカー、シーメンス(SIEMENS)の近未来的なデザインをまとったメガピクセル端末「S65」も展示されていた。
シーメンスの近未来的なデザインをまとったメガピクセル端末S65
S65のカメラレンズ面
S65も欧州のハイスペック端末には欠かせないBluetoothを搭載しているが、Bluetoothとキオスク端末を連携して写真をプリントするのはなかなか使いやすそうだ。街角プリントの敷居をぐっと低くする可能性を秘めている。今、欧州のケータイは、メガピクセルとBluetooth、この2つがマストになりつつある。
( 伊藤 大地 )
2004/10/01 18:14
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