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Kodak、ダイレクトプリントの新規格「イメージリンク」を発表

~コニカミノルタ、ニコンら6社が参加

イメージリンクのマークと参加各社
 米Eastman Kodakは27日(現地時間)、独ケルンのPhotokina会場において、ダイレクトプリントの新規格「イメージリンク」を発表した。また、コニカミノルタ、ニコン、オリンパス、ペンタックス、リコー、三洋電機のデジタルカメラメーカー6社がこの規格への参加を表明し、発表会にも各社代表が出席して賛同の意を述べた。

 イメージリンクはEastman Kodak独自のダイレクトプリントシステム「EasyShare」をベースとしたもの。コネクタが変更されたこと以外は、EasyShareと同じ規格となる。コネクタの変更は、日本に多い薄型のデジタルカメラにも装備可能なように小型化するためと、将来に新たな機能を追加できるようピン数を増やすため。ピン数はEasySahreの22ピンから26ピンとなった。

 EasyShare同様、プリンタドックにデジタルカメラを乗せるだけで画像のプリントが可能になるようにする。イメージリンクに対応したデジタルカメラと対応プリンタ同士なら、メーカーを問わずに接続、印刷が可能になる。

 ダイレクトプリント規格にはすでにPictBridgeがあるが、日本法人であるコダック株式会社副社長の小島佑介氏(10月1日付で社長に就任予定)は、イメージリンクの利点を「ケーブルがいらず、複雑なメニュー操作も不要で、ワンタッチで印刷が可能」としている。


参加各社の代表が発表会に勢揃いした 小島氏はLS755で会場の写真を撮り、その場でイメージリンク対応プリンタードックからプリントアウトするデモを見せた

 なお、コダック株式会社が21日に発表したコンパクトデジタルカメラ「Kodak EasyShare LS755 Zoom」と対応プリンタードックには、26ピンの新コネクタが搭載されている。従来のEasyShare対応デジタルカメラやプリンタードックと、26ピンのコネクタを搭載した製品を接続するためには、別途、後日発売されるアダプタが必要になる。

 LS755は小島氏がコダックに入社して初めて送り出すデジタルカメラ。この製品に他社との相互接続可能な規格を搭載することが、小島氏、ひいてはコダックとしてのデジタルカメラ市場へのメッセージであるとしている。


イメージリンク対応のLS755(右)とEasyShare対応の従来機 LS755のイメージリンク対応端子(右)はEasyShareより小型だがピン数は26に増えている


URL
  Kodakのホームページ(英文)
  http://www.kodak.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.kodak.com/eknec/PageQuerier.jhtml?pq-path=2709&pq-locale=en_US&gpcid=0900688a80272933
  【9月22日】コダック、500万画素の薄型3倍ズーム機(PC Watch)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0922/kodak.htm


( 田中 真一郎 )
2004/09/28 00:03
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