ニコン、「NIKKORレンズ」発売から今年で75周年

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ニコン、「NIKKORレンズ」発売から今年で75周年

NIKKOR発売75周年記念ロゴ。三日月形のシェイプは、「信頼と高性能のNIKKORレンズ」をイメージしているという

　ニコンは18日、写真用レンズ「NIKKOR」(ニッコール)」の出荷を開始して、今年で75周年を迎えたと発表した。19日に東京ビッグサイトで開幕するイベント「フォトイメージングエキスポ2008」(PIE2008)で、歴史に残るレンズなどを約20点を展示する。

　ニコンの写真用レンズのブランド「NIKKOR」は、創業当時の社名である日本光学工業株式会社の略称「日光」の英文表記「NIKKO」に「R」をつけたもの。当時、レンズブランドの末尾にRを付けるのが一般的だったという。

　初めて販売した製品は、1933年の航空写真用レンズ「Aero-Nikkor」(エアロニッコール)。1950年、ライフ誌のカメラマンが朝鮮戦争でNIKKORレンズを使用し、ドイツ製のレンズより優れていると発信したエピソードが良く知られている。

1933年に初めて販売した航空写真用レンズ「Aero-Nikkor50cm F4.8」

　1968年には世界初の非球面レンズを採用した「OPフィッシュアイ10mm F5.6」を発売。また、世界最高レベルの解像度を有するニコン半導体露光装置の投影レンズは、1962年発売の「ウルトラマイクロニッコール105mm F2.8」が発端だという。

　75周年にあたり、NIKKORをアピールするWebサイトを3月下旬に開設する予定。世界のプロフェッショナルフォトグラファーの「NIKKORへの思い」、「作品」、「インタビュー」などを通し、NIKKORブランドの世界観を表現する。

　なお、ニコンとしてカメラの発売は今年で60周年となる。最初の製品は1948年の「Nikon I型」。

■ ＵＲＬ
　ニコン
　 http://www.nikon.co.jp/
　ニュースリリース
　 http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0318_nikkor_01.htm

（本誌：折本幸治）
2008/03/18 14:46

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