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ニコン、大口径超望遠レンズ3本に手ブレ補正を搭載

～三脚使用時のブレも補正可能に

　ニコンは、手ブレ補正機構「VR」を搭載した大口径超望遠レンズ3本を11月に発売する。価格は「AF-S Nikkor 400mm F2.8 G ED VR」が138万6,000円、「AF-S Nikkor 500mm F4 G ED VR」が117万6,000円、「AF-S Nikkor 600mm F4 G ED VR」が149万1,000円。


AF-S Nikkor 400mm F2.8 G ED VR

AF-S Nikkor 500mm F4 G ED VR AF-S Nikkor 600mm F4 G ED VR

　新開発の光学系を採用した35mm判フルサイズ(FXフォーマット)対応のVR搭載超望遠レンズ。いずれのレンズも搭載する手ブレ補正機構は「VRII」で、超望遠レンズでの採用は初めて。シャッター速度換算で約4段分の補正効果を謳う。

　三脚使用時のブレに対応した「トライポッドモード」を新たに搭載したほか、あらかじめセットしたフォーカス位置にボタン操作ひとつで瞬時にピント合わせが可能な「フォーカスプリセット機構」も備える。

　ゴーストやフレアーを低減できるというナノクリスタルコートを施した。また、メニスカス保護ガラスの採用により、撮像面ゴーストの抑制を図った。

　「M/A」(マニュアル優先AF)に加えて、「A/M」(オート優先AF)を新たに搭載。フォーカス駆動はSWM(超音波モーター)方式で、インナーフォーカスを採用。同日発表のデジタル一眼レフカメラ「D3」と同等の防塵防滴性能を備える。

　いずれも専用かぶせ式フード、トランクケース、組み込み式フィルターホルダー、ねじ込み式NCフィルター、ストラップ、一脚座が付属する。


■ AF-S Nikkor 400mm F2.8 G ED VR

　レンズ構成はEDレンズ3枚を含む11群14枚。最短撮影距離はAF時2.9m、MF時2.8m。最大撮影倍率は1:6.3。絞りは9枚羽根の円形絞り。フィルターサイズは52mm(組み込み式)。

　本体サイズは約159.5×368mm(最大径×長さ)、重量は約4.62kg。


■ AF-S Nikkor 500mm F4 G ED VR

　レンズ構成はEDレンズ3枚を含む11群14枚。最短撮影距離はAF時4m、MF時3.85m。最大撮影倍率は1:6.9。絞りは9枚羽根の円形絞り。フィルターサイズは52mm(組み込み式)。

　本体サイズは約139.5×391mm(最大径×長さ)、重量は約3.88kg。


■ AF-S Nikkor 600mm F4 G ED VR

　レンズ構成はEDレンズ3枚を含む12群15枚。最短撮影距離はAF時5m、MF時4.8m。最大撮影倍率は1:7.4。絞りは9枚羽根の円形絞り。フィルターサイズは52mm(組み込み式)。

　本体サイズは約166×445mm(最大径×長さ)、重量は約5.06kg。



■ ＵＲＬ
　 ニコン
　 http://www.nikon.co.jp/
　 ニュースリリース
　 http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2007/0823_afs14-24_03.htm
　 製品情報(AF-S Nikkor 400mm F2.8 G ED VR)
　 http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/super/af-s_400mmf28d_ed_vr.htm
　 製品情報(AF-S Nikkor 500mm F4 G ED VR)
　 http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/super/af-s_500mmf4g_ed_vr.htm
　 製品情報(AF-S Nikkor 600mm F4 G ED VR)
　 http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/super/af-s_600mmf4g_ed_vr.htm


（ 本誌：武石 修 ）
2007/08/23 20:40
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