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シグマ、ニコン用「17-70mm F2.8-4.5」と「18-50mm F2.8」にHSMを搭載


 シグマは、ニコン用交換レンズの新製品として、「17-70mm F2.8-4.5 DC Macro HSM」を8月26日に発売する。価格は6万9,090円。また、同じくニコン用の「18-50mm F2.8 EX DC Macro HSM」も発売する。発売日は8月3日。価格は7万9,065円。


17-70mm F2.8-4.5 DC Macro HSM 18-50mm F2.8 EX DC Macro

 どちらも既存の製品に、フォーカス駆動用の超音波モーター「HSM」(Hyper Sonic Motor)を組み込み、D40やD40xでもAF動作を可能にした製品。光学系に変更はない。それぞれニコン用における従来モデルの後継モデルで、店頭でも従来の非HSMモデルに順次置き換わるという。

 同社は7月6日、既存レンズをHSM化した「18-50mm F3.5-5.6 DC HSM」(2万4,045円)と「55-200mm F4-5.6 DC HSM」を発売。ボディ内モーター駆動レンズでAFが動作しないD40とD40xにあわせ、ニコン用HSMレンズのラインナップを拡充している。


17-70mm F2.8-4.5 DC Macro HSM

 デジタル専用の標準ズームレンズ「17-70mm F2.8-4.5 DC Macro」をベースとした製品。最短撮影距離20cm、最大倍率1:2.3の近接撮影能力はそのままに、HSM化を果たした。

 従来モデルはニコンのほかに、キヤノン、シグマ、ソニー、ペンタックス用をラインナップするが、HSM搭載はニコン用のみとなる。またHSMモデルは非HSMモデルに対し、標準価格にして1万7,640円高価になっている。

 APS-Cサイズの撮像素子を搭載するデジタル一眼レフカメラに特化した設計で、レンズ構成は12群15枚。非球面レンズやSLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスも採用する。絞り羽根は7枚。

 フィルターサイズは72mm。本体サイズは79×80mm(最大径×全長)、重量は490g。非HSMモデルより重量は35g増加した(比較数値はシグマ用)。花形フードが付属する。


18-50mm F2.8 EX DC Macro HSM

 ズーム全域F2.8の大口径標準ズームレンズ。2004年8月に初代「18-50mm F2.8 EX DC」、2006年10月に2代目となる「18-50mm F2.8 EX DC Macro」と代を重ねる製品で、ニコンに加えてキヤノン、シグマ、ソニー、フォーサーズ、ペンタックスと多くの対応マウントが存在することでも知られる。なお、HSMモデルの標準価格は、非HSMモデルより1万6,065円高くなる。

 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro HSMと同じく、撮像素子がAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラに対応する。レンズ構成は、非球面レンズ、SLDガラス、ELD(Extraordinary Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを含む13群15枚。最短撮影距離および最大倍率は、2代目と同じく20cm、1:3。絞りは7枚羽根となっている。

 フィルター径は72mm。本体サイズは79×83.2mm(最大径×全長)、重量は535g。従来の非HSMモデルと外観が若干異なり、全長が2.6mm短くなったほか、重量が85g増えている(比較数値はシグマ用)。花形フードが付属する。



URL
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/070725_1850_1770_na.htm

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/07/25 15:22
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