ソニーは、αマウント搭載一眼レフカメラ用交換レンズ13本を、7月21日より順次発売する。
αレンズはコニカミノルタのα-レンズを継承するレンズ群。5本のズームレンズ、6本の単焦点レンズ、2本のマクロレンズがラインナップされる。また、ズームレンズのうち3本はデジタル専用のDTレンズとなっている。
このほか、テレコンバーター2本も用意される。
■ ソニーαレンズ ズームレンズ
ズームレンズは5本用意され、うち3本はAPS-Cサイズの撮像素子を搭載するデジタル一眼レフ専用のDTレンズとなっている。
デジタル専用の高倍率ズームレンズ「DT 18-200mm F3.5-6.3(SAL18200)」は、7月21日に70,350円で発売される。非球面レンズ3枚、EDガラスレンズ2枚を含む13群15枚で構成される。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF22~40。最短撮影距離は0.45m。最大撮影倍率は0.27倍。
インナーフォーカスを採用する。本体サイズは73×85.5mm(最大径×長さ)、フィルター径は62mm、重量は約405g。バヨネット式の花形フードが付属する。
デジタル専用の標準ズームレンズ「DT 18-70mm F3.5-F5.6(SAL1870)」は、7月21日に31,500円で発売される。非球面レンズ1枚とEDガラスレンズ1枚を含む、9群11枚で構成される。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF22~36。最短撮影距離は0.38m。最大撮影倍率は0.25倍。
本体サイズは66×77mm(最大径×長さ)、フィルター径は55mm、重量は約240g。バヨネット式フードが付属する。
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DT 18-200mm F3.5-6.3
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DT 18-70mm F3.5-F5.6
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デジタル専用の広角ズームレンズ「DT 11-18mm F4.5-5.6(SAL1118)」は、8月に89,250円で発売される。非球面レンズ3枚とEDガラスレンズ1枚を含む、12群15枚で構成される。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF22~29。最短撮影距離は0.25m。最大撮影倍率は0.125倍。
本体サイズは83×80.5mm(最大径×長さ)、フィルター径は77mm、重量は約355g。バヨネット式花形フードが付属する。
35mm判に対応する標準ズームレンズ「24-105mm F3.5-4.5(SAL24105)」は、10月に68,250円で発売される。非球面レンズ2枚を含む、11群12枚で構成される。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF22~27。最短撮影距離は0.5m。最大撮影倍率は0.18倍。
本体サイズは71×69mm(最大径×長さ)、フィルター径は62mm、重量は約395g。バヨネット式花形フードが付属する。
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DT 11-18mm F4.5-5.6
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24-105mm F3.5-4.5
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75-300mm F4.5-5.6
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35mm判にも対応する望遠ズームレンズ「75-300mm F4.5-5.6(SAL75300)」は、7月21日に47,250円で発売される。10群13枚で構成される。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF32~38。最短撮影距離は1.5m。最大撮影倍率は0.25倍。
本体サイズは71×122mm(最大径×長さ)、フィルター径は55mm、重量は約460g。バヨネット式フードが付属する。
■ ソニーαレンズ 単焦点レンズ
マクロレンズを除く単焦点レンズは6本用意される。すべて35mm判に対応する。
対角線魚眼レンズ「16mm F2.8 Fisheye(SAL16F28)」は102,900円で10月に発売される。対角線画角は180度。APS-Cサイズの撮像素子を搭載するデジタル一眼レフカメラでは110度となる。4種のフィルターを内蔵し、切り換えることができる。レンズ構成はフィルター1枚を含む8群11枚。絞り羽根は7枚。最小絞りはF22。最短撮影距離は0.2m。最大撮影倍率は0.15倍。
本体サイズは75×66.5mm(最大径×長さ)、重量は約285g。フードは固定式。
「20mm F2.8(SAL20F28)」は73,500円で10月に発売される。レンズ構成は9群10枚。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF22。最短撮影距離は0.25m。最大撮影倍率は0.13倍。
本体サイズは78×53.5mm(最大径×長さ)、フィルター径は72mm、重量は約400g。フードは固定式。
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16mm F2.8 Fisheye
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20mm F2.8
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「28mm F2.8(SAL28F28)」は36,750円で10月に発売される。レンズ構成は5群5枚。絞り羽根は7枚。最小絞りはF22。最短撮影距離は0.3m。最大撮影倍率は0.13倍。
本体サイズは65.5×42.5mm(最大径×長さ)、フィルター径は49mm、重量は約185g。スライド収納式フードを内蔵する。
「50mm F1.4(SAL50F14)」は52,500円で7月21日に発売される。レンズ構成は6群7枚。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF22。最短撮影距離は0.45m。最大撮影倍率は0.15倍。
本体サイズは65.5×43mm(最大径×長さ)、フィルター径は55mm、重量は約220g。バヨネット式フードが付属する。
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28mm F2.8
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50mm F1.4
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「135mm F2.8 [T4.5] STF(SAL135F28)」は183,750円で10月に発売される。アポタイゼーション光学エレメント(APDエレメント)を採用し、スムースなボケ味を実現したスムース・トランス・フォーカス(STF)レンズ。APDはレンズ周辺部の光量を減らすフィルターで、周辺部のボケが薄くなるため、やわらかい円で描かれた画像が得られる。APDにより光量が減るため、製品名には通常のF値のほかに、APDで減少する明るさを考慮したTナンバーが併記される。露出決定時にはTナンバーを参照する。なお、AF機構はなく、MF専用となる。
レンズ構成はAPDエレメント1群2枚を含む6群8枚。絞り羽根は自動絞り9枚、手動絞り10枚。最小絞りはF31(T32)。最短撮影距離は0.87m。最大撮影倍率は0.25倍。本体サイズは80×99mm(最大径×長さ)、フィルター径は72mm、重量は約730g。バヨネット式フードが付属する。
「500mm F8 Reflex(SAL500F80)」は102,900円で、10月に発売される。唯一のAF反射望遠レンズ。反射光学系により色収差が発生しない。レンズ構成はフィルター1枚を含む5群7枚。絞りはF8固定。最短撮影距離は4m。最大撮影倍率は0.13倍。本体サイズは89×118mm(最大径×長さ)、フィルター径は42mm、重量は約665g。ねじ込み式フードが付属する。
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135mm F2.8 [T4.5] STF
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500mm F8 Reflex
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■ ソニーαレンズ マクロレンズ
マクロレンズは2本が用意される。いずれも35mm判に対応する。
「50mm F2.8 Macro(SAL50M28)」は63,000円で、7月21日に発売される。等倍撮影が可能なマクロレンズ。レンズ構成は6群7枚。絞り羽根は7枚の円形絞り。最小絞りはF32。最短撮影距離は0.2m。本体サイズは71.5×60mm(最大径×長さ)、フィルター径は55mm、重量は約295g。
「100mm F2.8 Macro(SAL100M28)」は92,400円で、7月21日に発売される。等倍撮影が可能なマクロレンズ。レンズ構成は8群8枚。絞り羽根は9枚の円形絞り。最小絞りはF32。最短撮影距離は0.35m。本体サイズは75×98.5mm(最大径×長さ)、フィルター径は55mm、重量は約505g。
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50mm F2.8 Macro
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100mm F2.8 Macro
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■ テレコンバーター
テレコンバーターは1.4倍と2倍が用意される。いずれも35mm判に対応し、9月に発売される。
1.4倍の「1.4x Teleconverter(SAL14TC)」は67,200円。レンズ構成は4群5枚。70-200mm F2.8 G、300mm F2.8 G、135mm F2.8[T4.5]STFに対応する。本体サイズは64×20mm(最大径×長さ)、重量は約170g。
2倍の「2x Teleconverter(SAL20TC)は67,200円。レンズ構成は5群6枚。70-200mm F2.8 G、300mm F2.8 G、135mm F2.8[T4.5]STFに対応する。本体サイズは64×43.5mm(最大径×長さ)、重量は約200g。
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1.4x Teleconverter
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2x Teleconverter
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ソニー α
http://www.sony.jp/products/di-world/alpha/nonflash.html
ニュースリリース(レンズ)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200606/06-0606/lens.html
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( 本誌:田中 真一郎 )
2006/06/06 19:29
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