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コシナ、ニコン用ツァイスレンズ「ZF」を国内で正式発表

~MFレンズ初のデジタルカメラ対応を表明

 コシナは、カールツァイスと共同開発したニコンFマウント用MF/レンズ「Planar(プラナー)T* 1.4/50ZF」を2月に発売する。価格は58,800円。また、4月には「Planar T* 1.4/85ZF」も発売。価格は117,600円。

 35mm判のイメージサークルをカバーするMF単焦点レンズで、共にドイツで発表済み。国内ではコシナが発売することが明らかになった。名称は「ZF」。


Planar T* 1.4/50ZF Planar T* 1.4/85ZF

 絞りリングや絞り値伝達用の露出連動爪を供え、純正レンズでいうところの「Ai-S」レンズにあたる。絞り羽は9枚。絞りリングにはクリックストップが1/2段ステップで設けられている。

 また、コシナの資料では「フィルムカメラ、デジタルカメラ双方に対応」とし、「デジタルカメラにおいても高品質な画像を提供する」と説明。また、ディストーション補正やフレアコントロールなどへの注力にも触れている。


付属のレンズシェード。左が50mm F1.4用、右が85mm F1.4用
 Planar T* 1/4/50Zは、焦点距離50mm、開放F1.4、最短撮影距離0.45mの標準レンズ。6群7枚のレンズ構成を採用する。フィルター径は58mm。本体サイズは66×45mm(最大径×全長)、重量は330g。

 Planar T* 1.4/85ZFは、焦点距離85mm、開放F値1.4、最短撮影距離1mの中望遠レンズ。レンズ構成は5群6枚で、フィルター径は72mm。サイズは72×62mm(最大径×全長)、重量は570g。


Planar T* 1.4/50ZS
 なお50mm F1.4のM42マウント版「Planar T* 1.4/50ZS」も同時に発売。仕様はZFと共通だが、全長のみ1mm長い46mmとなっている。

 コシナは2005年にカールツァイスの設計によるライカMマウントレンズ「ZM」を生産(一部はツァイス製)・発売しており、ツァイスブランドのレンズを手がけるのは今回で2度目となる。また、一眼レフ用のMFレンズとしては、フォクトレンダーブランドのMFレンズも展開中。たとえば、マクロアポランター125mm F2.5 SLの場合、ニコンAi-S、キヤノンFD、ペンタックス(およびリコー)PK-AR、オリンパスOM、ミノルタMD、コンタックス、M42、キヤノンEF、ミノルタαに対応している。



URL
  コシナ
  http://www.cosina.co.jp/
  製品情報
  http://www.cosina.co.jp/seihin/co/zf-zs.html


( 本誌:折本 幸治 )
2006/01/20 00:20
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