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デジタル一眼の2008年世界需要は900万台

~富士キメラ総研調べ

 富士キメラ総研は13日、主要エレクトロニクス製品の生産動向や需要動向の調査結果報告書「2009ワールドワイドエレクトロニクス市場総調査」を発表した。

 国内外のAV機器、家電製品、情報通信機器、ユニット製品/部品メーカーを対象とし、主要または注目されるエレクトロニクス製品および部品54品目の生産動向と需要動向を調査したもの。調査期間は2009年1月~3月。

 このうちデジタル一眼レフカメラ分野の市場は、2008年に対前年比20%増の900万台を達成したが、2009年は対前年比2%程度の成長にとどまると予測。主な要因として、不況の影響を挙げた。

 生産については、キヤノンとニコンによりデジタルカメラの国内生産が全体の50%以上を占めている現状を挙げ、今後はASEAN地域や中国での生産が増加すると予想されることから、日本の生産ウェイトは縮小すると見ている。

 また、需要に関しては欧州が最も大きく、次いで北米と日本が追従していると分析。2009年以降における全需要に対する構成比は、日本と米国が縮小、欧州が横ばいからやや縮小、アジア、中南米などの地域では拡大すると予測している。

 加えて2014年のデジタル一眼レフカメラ市場も予想しており、台数ベースで1,920万台、2008年比で213.3%とした。



URL
  富士キメラ総研
  http://www.fcr.co.jp/
  2009ワールドワイドエレクトロニクス市場総調査
  http://www.fcr.co.jp/pr/pr09_10.htm


( 本誌:関根慎一 )
2009/04/14 15:48
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