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H3D II-50
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シュリロは25日、ハッセルブラッドの中判デジタル一眼レフカメラ「H3D II-50」など3製品の発売を発表した。いずれも発売時期や価格については、9月に独ケルンで開催されるPhotokina 2008で発表予定という。
H3D II-50は、センサーユニット、カメラボディ、交換可能なビューファインダーなどで構成される中判デジタル一眼レフカメラ。36.8×49.1mmサイズの5,000万画素CCDを搭載し、画素数はシリーズ最多となる。最大記録解像度は6,132×8,176ピクセル、ISO感度は50~400。デジタル専用レンズ「HDC」シリーズ、もしくはデジタル対応レンズ「HC」シリーズなどを装着して撮影する。対応する画像形式はRAWのみ。
キャプチャーレートの速度が改善され、H3Dシリーズ最速となる1コマあたり1.1秒の撮影が可能としている。
センサーユニットに3型TFT液晶モニターやCFスロットなどを搭載する。記録メディアはCF。別売のHDD「ImageBank-II」で100GBの容量を拡張可能。
電源はリチウムイオン充電池とリチウム電池。本体サイズは153×213×131mm(幅×奥行き×高さ、HC80mmレンズを含む)。センサーユニット、カメラボディ、ビューファインダー、HC80mmレンズ、バッテリー、CFを含む総重量は2,290g。
H3D II-50に加え、下記の2製品も発表された。
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H3D スライディングアダプターキット
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HTS 1.5
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H3D スライディングアダプターキットは、H3Dのセンサーユニット部分をビューカメラに取り付けられるアクセサリー。
HTS 1.5は、アオリ機能付きのティルト&シフトアダプター。レンズ構成は4群6枚。上下各10度のライズ/フォール、18mmのシフト、左右各90度のスイングが可能。本体サイズは140×77×146mm、重量は750g。
対応するレンズは下記の4本で、HTS 1.5を取り付けることで焦点距離などが変化する。装着後の各数値は次の通り。
対応レンズ | 焦点距離・開放F値 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 |
HCD28mm F4 | 45mm F6.3 | 39cm | 1:4.7 |
HCD35mm F3.5 | 55mm F5.6 | 54cm | 1:6.2 |
HCD50mm F3.5 | 75mm F5.6 | 64cm | 1:5.7 |
HCD80mm F2.8 | 128mm F4.5 | 74cm | 1:4.2 |
■ URL
シュリロ
http://www.shriro.co.jp/
ハッセルブラッド
http://www.hasselblad.jp/
製品情報(H3D II-50)(英語)
http://www.hasselblad.com/media/1342809/uk_h3dii50_datasheet_v2.pdf
製品情報(HTS 1.5)(英語)
http://www.hasselblad.com/media/1332322/uk_hts_datasheet_v2.pdf
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( 本誌:関根慎一 )
2008/07/25 17:06
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