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ニコン、ユーザーイベントで「D700」を披露


 ニコンは11日、都内で「Digital Live 2008」を開催した。25日発売のデジタル一眼レフカメラ「D700」をはじめ、新製品をユーザーにお披露目するイベント。東京会場に続き、大阪でも同様のイベントを行なう。

 スケジュールは次の通り。

開催日 開催時間 開催地 会場
7月11日 11:00~19:00 東京 恵比寿ガーデンホール
7月12日 10:00~19:00
7月13日 10:00~17:00
7月18日 11:00~19:00 大阪 新大阪イベントホール レ ルミエール
7月19日 10:00~19:00
7月20日 10:00~17:00


正面受付 会場の様子

主役のD700。レンズはAF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6 G (IF) D700の背面。丸形ファインダーも特徴のひとつだ

 東京会場初日の午前中は、平日とあって落ち着いた出足となった。それでも開場前には、40人ほどの来場者が列をなしていた。

 会場のメインはD700。カウンターに10台以上を常備し、手にとった来場者の質問も活発だ。特に、FXフォーマットに対する疑問を改めて訊く来場者が多く、中にはオールドレンズの利用法などを具体的に訪ねる人も見られた。交換レンズも「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED」や「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8 G ED」を中心に、D700との重量バランスを試すことができる。

 D700は、有効1,210万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。発売は25日、価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディのみで33万円前後、レンズキットが40万円強の見込み。会場にはキットレンズとして販売が決定している「AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6 G (IF)」も置いてあった。


AF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8 G (IF)を装着したD700 マルチパワーバッテリーグリップ「MB-D10」も用意。最大8枚/秒の連写が体験できる

D3も複数台が稼働中だった シューティングステージの様子

D700ステージで講演する塙真一氏。テーマは「D700の完成度」

 シューティングステージでは、D700を使ってのモデル撮影会を開催。常に順番待ちができるほどの人気ぶりだった。撮影した写真は、エプソンのインクジェット複合機で2Lサイズに出力してもらえる。さらにCFを持参すれば、撮影データの持ち帰りも可能だ。

 写真家による「D700ステージ」も、立ち見が出るほど来場者が詰めかけた。初日のプログラムは、阿部秀之氏の「D700登場! 使いこなすのは誰だ? ~D700の位置付けと、適したシーンを考える~」、塙真一氏の「D700の完成度」、中井精也氏の「2つのフォーマット、3つのカメラ、選べる喜び」。また、写真家中西俊明氏と雑誌『旅写真」の高岡編集長によるトークショーも予定されていた。

 入口付近ではD700の主要構成パーツを展示。大判の説明パネルを併設し、D700の特徴と性能を来場者にアピールしていた。


有効1,210万画素、36×23.9mmのCMOSセンサー マグネシウム合金によるボディ外装

自社開発・自社生産というシャッターユニット ペンタプリズム

画像処理ボード。「EXPEED」の文字が見える AFセンサーモジュールのマルチCAM3500FX

現行ボディとニッコールレンズの集合展示も 今冬に発売した新製品を含む望遠レンズ群

VRユニット

左がAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED、右がAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8 G EDの非球面レンズ。それぞれ世界最大の非球面量、世界最大径の非球面レンズという ナノクリスタルコート(左)の反射除去力をアピールする展示。中のセンサーが一番良く見えるのはナノクリスタルコートを施しているタイプだ

 なお会場では、25日発売の「スピードライトSB-900」も手にとることができた。「ニコンクリエイティブライティングシステム」に対応するクリップオンストロボのフラッグシップで、価格は6万8,250円。

 本体は大柄で、現行のSB-800より一回り大きく感じる。その代わり操作パネルが進化しており、基本的な操作は、液晶パネル下部に並ぶアイコンを、直下に配置されたボタンで選択、ロータリーダイヤルでカーソルを移動させ、OKボタンで決定するというもの。これまでのニコンのスピードライトとは違う操作系だが、大きくなった液晶パネルとともに、わかりやすさと操作性が向上している。


SB-900。初日はカウンターで試すことができた D700にSB-900を装着した状態

発光部 電池室

電気接点 装着したカラーフィルターホルダーの種類を読み取るセンサー

配光タイプの切替メニュー(パネル右側)。上から中央部重点、スタンダード、均質 FXとDXの自動切替も設定できる

マイメニューも作成可能

 そのほか会場には、同じFXフォーマットのD3や、DXフォーマットのD300を展示。D700の登場を機に、改めてFXとDXの違いを確認するのに適したイベントとなっている。


ニコンダイレクトの商品展示や、Capture NX2のセミナーも盛況だった

アンケートに答えると、退場時にバッジがもらえる


URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  製品情報(D700)
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d700/
  製品情報(SB-900)
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/speedlight/sb/sb-900.htm
  製品情報(Capture NX2)
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/software/capturenx2/
  ニコンD700関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/07/03/8783.html


( 本誌:折本 幸治 )
2008/07/11 16:49
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