デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

ペンタックス、防塵防滴ボディの初級一眼レフ「K200D」


キットレンズ「DA 18-55mm F3.5-5.6 AL II」を装着したK200D
 ペンタックスは、防塵防滴ボディのデジタル一眼レフカメラ「K200D」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ボディのみで9万円前後、交換レンズ「DA 18-55mm F3.5-5.6 AL II」が付属するレンズキットが10万円前後の見込み。

 「K100D」(2006年7月発売)や「K100D Super」(2007年7月発売)を思わせる外観ながら、このクラスでは珍しい防塵防滴ボディを採用。同時発表の「K20D」とK100D Superの中間に位置するモデルとなる。

 防塵防滴処理を除くK100D Superとの主な違いは、撮像素子、液晶モニターなど。さらにK20Dと同じく「カスタムイメージ」、「ダストアラート」、「ダイナミックレンジ拡大」、「RAWボタンカスタマイズ」などの新機能を備える。専用のバッテリーグリップ「D-BG3」もK100D Superになかったオプションで、価格は1万5,750円。





K10Dと同等のCCDや、K20Dの一部新機能を搭載

 撮像素子はAPS-Cサイズの有効約1,020万画素CCD。2006年11月発売の「K10D」と同等のもので、標準出力感度もISO100~1600と同様。K10Dから画像エンジン「PRIME」(PENTAX Real Image Engine)を継承する。レンズマウントはKAF2。超音波モーター内蔵のSDMレンズも超音波モーター駆動で動作する。

 液晶モニターは、K100D Superの2.5型約21万ドットから、2.7型約23万ドットに大型化した。K20Dが採用するライブビュー機能は搭載されていない。

 ボディ内手ブレ補正機構の「SR」(シェイクリダクション)と、ゴミ対策機構の「DR」(ダストリムーバル)はK100D Superと同じ。ただし、手ブレ補正の最大補正効果が3.5EVから4EVに拡大している。また、DRに付随する機能として、「ダストアラート」が利用可能になった。撮像素子のゴミ付着位置を液晶モニター上に表示できる。落ちにくいゴミは確認後、純正の「イメージセンサークリーニングキットで清掃して欲しい」としている。

 「カスタムイメージ」は、「鮮やか」、「ナチュラル」、「人物」、「風景」、「雅(MIYABI)」、「モノクロ」の6種類の画像仕上げを選択する機能。プレビュー画面を見ながら効果を確認でき、各カスタムイメージごとに微調整も行なえる。約1EVの「ダイナミックレンジ拡大」も新機能。RAWボタンは、K20Dと同じく記録RAWからJPEGへ、JPEGからRAW+JPEGへなど、形式をワンボタンで切り替えるもの。なお、K100D Superと異なり、K200DではRAW+JPEGでの記録にも対応する。


APS-Cサイズの1,020万画素CCDを搭載

画像エンジンはK20D、K10Dと同じ名称の「PRIME」

ダストアラート機能でゴミの付着位置を確認できる

カスタムイメージ機能では、レーダーチャートで画像仕上の傾向がわかる


バッテリーグリップを含めた防塵防滴構造

 ファインダーはK100D Superと共通。ペンタミラー式で、視野率約96%、倍率約0.85倍。AFは引き続き11点測距の「SAFOX VIII」。11点中9点がクロスセンサーとなる。記録メディアはSDHCメモリーカード。ガイドナンバー13の内蔵ストロボも備える。

 電源はK100D Superと同じく単3電池4本。対応電池は、アルカリ電池、リチウム電池、ニッケル水素充電池。ただし同梱の電池が、アルカリ電池からリチウム電池になっている。撮影可能枚数は、リチウム電池使用時で約550枚(ストロボ発光50%)、約1,100枚(ストロボ発光なし)。

 本体に60カ所のシーリングを設け、防塵防滴を実現。さらにバッテリーグリップ「D-BG3」にも防塵防滴処理を施している。D-BG3にはシャッターボタン、プレビューレバー、AEロックボタンを装備。単3電池を挿入でき、K200Dの液晶モニターで、優先して使用する電池を「自動」、「ボディ」、「グリップ」から選択できる。

 本体サイズは133.5×74×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約630g(本体のみ)。単3アルカリ電池4本とSDメモリーカードを装着した状態では約725gとなる。なお、ペンタ部前面のPENTAXロゴが、これまでの横長の書体から縦長に変わった。コーポレートロゴにあわせたという。

【1月24日】当初画像にて掲載したシルバーモデルは、海外のみの発売となります。国内ではブラックモデルのみのラインナップとなります。また、ファインダー倍率を0.95倍を表記していましたが、正しくは0.85倍です。


バッテリーグリップ「D-BG3」を装着した状態
D-BG3。単3電池を装備可能。価格は1万5,750円


URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.pentax.co.jp/japan/news/2008/200802.html
  製品情報
  http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k200d/feature.html

関連記事
ペンタックス、ゴミ除去機能搭載一眼レフ「K100D Super」(2007/06/28)


( 本誌:折本 幸治 )
2008/01/24 10:06
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.