キヤノンは26日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark III」にAFの不具合が発生していた問題で、無償修理を28日から受け付けると発表した。受付期間は2008年11月28日まで。
不具合は、EOS-1D Mark IIIの一部製品で、AF用ミラーの調整に不具合があったもの。特に、高温下でAIサーボAFの連続撮影を行なった場合、「ピントが不安定」または「AF追従性が良くない」といった現象が発生するとしていた。同社は2日に不具合を告知し、無償修理を予告していた。
無償修理の対象となるシリアルナンバーは、501001~546561の一部。預かり期間は約1週間。不具合が発生した製品のユーザーは、EOS-1D Mark IIIコールセンターに修理を依頼する。またQRセンター、サービスセンター修理センターに直接持ち込むか、郵送または宅配で送付して修理を受けることもできる。送付の際は、氏名、住所、電話番号のほか、「AIサーボAF修理希望」と記載したメモを同梱する。
EOS-1D Mark IIIは、同社が5月末に発売したデジタル一眼レフカメラ。APS-Hサイズ相当で有効1,010万画素のCMOSセンサー、セルフクリーニングセンサーユニット、デュアルDIGIC III、3型液晶モニターなどを搭載する。