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SD14
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シグマは2日、デジタル一眼レフカメラ「SD14」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.05。同社Webサイトからダウンロード可能。CF経由で更新を行なう。
ファームウェアを適用することでISO50での撮影が可能になる。また、カメラ制御の安定性向上を図った。
ISO50は、拡張モードとして追加される機能。「風景写真やマクロ撮影など、特に繊細な描写が求められる撮影において、素晴らしい画質を提供できる」(シグマ)という。ただし、高輝度部がやや飽和しやすいという。従来SD14の感度は、ISO100/200/400/800および、拡張モードでのISO1600だった。
同社では、カメラ内の測光システムはISO50使用時でもほぼ最適な結果が得られるとしているが、極端な高輝度部を持つ被写体を撮影する場合は、中央部分測光で最も輝度の高い部分に露出を合わせた上で、画面全体の露出を補うために+1~2段の露出補正を推奨している。
また、露出の設定が困難な風景写真などの場合にはマニュアルモードを使用し、テスト撮影を行なってヒストグラムを確認することを勧めている。
通常の撮影条件では、プログラム、絞り優先AE、シャッター優先AEなどの各モードで問題なく撮影可能で、評価測光や各プログラム機能などのオート機能も問題なく使用できるという。なお、高輝度部が気になる条件では、-0.3EV補正などややアンダーの露出が効果的としている。
SD14は、同社が3月に発売したデジタル一眼レフカメラ。シリコン内にRGBの感色層を垂直に配置する「FOVEON X3ダイレクトイメージセンサー」を採用する。撮像素子サイズはAPS-Cサイズ相当(20.7×13.8mm)。画素数は1,406万画素(2,652×1,768の3層)。マウントはシグマSA。店頭価格は18万円前後。
■ URL
シグマ
http://www.sigma-photo.co.jp/
製品情報
http://www.sigma-sd14.com/
ダウンロードページ
http://www.sigma-sd14.com/jp/software/firmware/
レンズ交換式デジタルカメラ関連記事リンク集(SD14)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#sd14
( 本誌:武石 修 )
2007/10/03 13:34
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