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ソニー、カメラグランプリ特別賞受賞を記念したトークショウ

~写真家の桃井一至氏が語るαレンズの魅力

カメラグランプリ2007カメラ記者クラブ特別賞受賞記念スペシャルトークの風景
 ソニーは16日、都内の銀座ソニービル内コミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」で「カメラグランプリ2007カメラ記者クラブ特別賞受賞記念スペシャルトーク」を開催した。本年度のカメラグランプリで、デジタル一眼レフカメラ「α100」がカメラ記者クラブ特別賞を受賞したことを記念して行なわれたイベント。

 写真家の桃井一至氏がフランスのニースで撮影した写真を同社が誇る200型リアプロジェクターに映し出してのトークショウ。α100とαレンズ群の魅力を紹介した。


イメージング事業部AMC事業部長の勝本徹氏

桃井一至氏。1987~1990年の3年間、写真家・長友健二氏のもとでアシスタントを務めた後にフリーランスとなる。写真誌やTVなどで活躍中
 冒頭、イメージング事業部AMC事業部長の勝本徹氏が「受賞したのはα100だが、記者クラブが実質的にはPMA07やPIE2007で初公開した開発中の新型デジタル一眼レフを評価したことは承知している。新型ボディは全力で開発中」と語って挨拶とした。

 次に桃井氏が登場して、「αマウントのカメラは、フィルム一眼レフカメラのミノルタα-9xi、デジタル一眼レフカメラはコニカミノルタのα-7 DIGITALとソニーα100を使い続けてきた」、「個人的にはαマウントのカメラはポートレート撮影に最適だと考える」とαとの出会いと印象を語った。そして、ヨーロッパ中世のイメージで撮影できるフランスのニースやモナコの取材で撮影した写真を交えてトークを進行した。


200型リアプロジェクターの横に立つ桃井氏 デジタルが苦手だという赤色の描写を解説する桃井氏

レンズ読本「α Lenses」に掲載された写真を見せながらトークショウは進行した 観覧者の興味はポートレートに強いと言われるカール・ツァイスレンズに集中していた

トークショウは和やかな雰囲気。桃井氏のトークが会場を笑いで包み込む
 主に、「Vario-Sonnar T* 16-80mm F3.5-4.5 ZA」、「Planner T* 85mm F1.4 ZA」、「70-200mm F2.8 G」、「135mm F2.8 [T4.5] STF」などの人気の高いレンズで撮影した作例を表示しながら、「空気感も表現できる」、「α100とαレンズの組み合わせなら、デジタルでは表現が苦手の赤色もキレイ描写できる」、などとαレンズの魅力やカール・ツァイスレンズの世界観について語った。特に、AFが使用できないSTFレンズに対しては、「人物と美しいボケの両立は困難だが、それだけの価値のある描写力」と絶讃していた。さらに、α100が搭載する手ブレ補正機能に関しては「自動車のABSに相当するマスト機能で、すでになくてはならないものになっている」との認識を示した。

 また、イタリアのミラノで乗り継ぎ便が欠航となって、盗難事件などが頻繁に起こる空港内で一夜を過ごしたなど、レンズ読本「α Lenses」取材時の苦労話も聞くことができた。トークショウの観覧者は、自動車1台分の大きさに相当する4.6×2.6m、4,694×2,570ピクセルという大型高精細リアプロジェクターに映し出される写真に注目し、桃井氏の話に最後まで聞き入っていた。


レンズ読本「α Lenses」
 最後に、質問コーナーが設けられ、桃井氏は観覧者から尋ねられた写真撮影のテクニックについて解説した。例えば「ポートレート撮影では露出モードはマニュアルを選択することが多い」、「絞り値は1~2段は絞って撮影することが多い」、「ポートレート撮影ではホワイトバランスはマニュアルか太陽光を選択することが多い」、「ホワイトバランスに不安があるならRAW+JPEGで撮影する」、「ポートレート撮影でもコサイン誤差をあまり気にする必要はない」、「ポートレートではレフ板とモデルの距離にも気を使う」などと技術を惜しみなく伝えていた。

 トークショウ終了後、観覧者の多くが200型リアプロジェクターの周りに集まって精細な描写に見入っていた。また、桃井氏を囲んでさらに写真撮影のテクニックについて質問と続けていた。

 なお、トークショーで使用された写真が掲載されるレンズ読本「α Lenses」は、6月15日~7月31日まで開催される「α Lenses」プレゼントキャンペーン中に、α100またはαレンズを購入してユーザー登録し、さらに同社Webサイトの応募フォームから応募したユーザーの中から抽選で2007名にプレゼントされる。


トークショウ終了後、観覧者の多くが200型リアプロジェクターの間近に寄って興味深げに眺めていた 会場にはカメラグランプリ2007カメラ記者クラブ特別賞の盾も展示されていた


URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  製品情報(α100)
  http://www.sony.jp/products/Consumer/AMC/body/DSLR-A100/
  キャンペーン告知ページ
  http://www.sony.jp/products/di-world/alpha/community/contents/07summer_cp/
  ソニー α100 関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2006/06/07/3950.html

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( 本誌:織原 博貴 )
2007/06/18 14:11
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