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オリンパス、ボディ内手ブレ補正とライブビュー搭載デジタル一眼「E-510」


E-510。レンズは14-42mm F3.5-5.6(別売)
 オリンパスは、ボディ内手ブレ補正機構とライブビュー機能を搭載したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「E-510」を、7月上旬に発売する。

 また、ボディと同時発表の標準ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」のセット「E-510 レンズキット」と、レンズキットに望遠ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6」を加えた「E-510 ダブルズームキット」も用意される。

 いずれも価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディ単体が12万円前後、レンズキットが13万円前後、ダブルズームキットが15万円前後の見込み。

 2005年11月に発売されたデジタル一眼レフカメラ「E-500」の後継機種。フォーサーズ規格に準拠する。






フレームに乗ったLiveMOSセンサー
 同社製デジタル一眼レフカメラとしては初めて、イメージセンサーシフト式のボディ内手ブレ補正機構を搭載する。手ブレ補正機構は「SWD(Supersonic Wave)方式」と呼ばれ、撮像素子を保持するフレームを超音波アクチュエータで駆動する。1~7Hzのブレに対応し、最大4EV相当の補正効果があるとしている。

 同社は手ブレ補正効果について、フォーサーズ規格はAPS-Cサイズや35mm判サイズの撮像素子を搭載したカメラと比較すると、同じ画角のレンズでも焦点距離が短くなるため、同じブレ量でも撮像素子の動きを小さくすることができ、補正効果が大きいとしている。

 また、ライブビュー機能や新開発の画像処理エンジン「TruePic III」などを搭載する。これらの新機能の詳細は関連記事を参照されたい。

 撮像素子は4/3型(17.3×13mm)の有効1,000万画素LiveMOSセンサー。画角はレンズ表記の2倍となる。

 最大記録画素数は3,648×2,736ピクセルで、記録形式はRAWとJPEG。同時記録も可能。連写性能は3枚/秒。

 LiveMOSセンサーはCMOSセンサーと同じように各画素にスイッチを持つ撮像素子で、CMOSより受光面積が広く、かつCCDより消費電力や発熱、ノイズが低いという。搭載された1,000万画素LiveMOSセンサーは、E-330の有効750万画素のLiveMOSセンサーと比較して、受光部からオンチップマイクロレンズまでの距離が短く、さらに回路部や配線を小さくすることで、集光効率が高くなったとしている。

 E-システムでは標準装備となっている超音波防塵フィルター(SSWF)による、ダストリダクションシステムも搭載する。E-510ではSSWFユニットを小型化したと同時に振動周波数を上げ、ゴミ取り性能を向上させたとしている。

 AF測距点は3点。測光センサーは49分割。シャッター速度は2~1/4,000秒。


ダストリダクションシステムを搭載する
シャッターユニット

 新設計のファインダーは0.92倍、視野率約95%。アイポイントは約14mm。フォーカシングスクリーンはネオルミクロン全面マットタイプで、固定式。

 2.5型約23万画素のTFT液晶モニターを搭載。視野角176度で、輝度が従来比20%増のハイバークリスタル液晶を採用する。前機種から「スーパーコンパネ」を継承し、液晶モニターに表示された情報画面から、ダイレクトにカメラの設定が可能だが、デザインが変更され、わかりやすくなったとしている。

 記録メディアはxDピクチャーカードとCF。Microdriveにも対応する。

 電源はリチウムイオン充電池「BLM-1」。CIPA準拠の撮影可能枚数は600枚。

 本体サイズは136×68×91.5mm(幅×奥行き×高さ)、電池と記録メディアを含まない重量は460g。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070305e510j.cfm
  製品情報
  http://olympus-esystem.jp/products/e510/

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( 本誌:田中真一郎 )
2007/03/05 15:11
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