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富士フイルム、「FinePix S5 Pro」による写真展を開催
会場入口
富士フイルムは26日、31日発売のデジタル一眼レフカメラ「FinePix S5 Pro」を使用した作品展を開催した。会場は東京有楽町の富士フォトサロン東京。会期は2月1日まで。開館時間は10時から20時(最終日は14時まで)。
「『The Evolution』展~FinePix S5 Proが魅せる進化した超写真画質~」と題した写真展で、富士フイルムがコマーシャルフォト、ポートレート、スチルライフの各分野のプロ写真家6名に作品を依頼。FinePix S5 Proの性能を引き出した作品を展示したという。
出展者は、宮原康弘氏、中村成一氏、北田理純氏、中島敏夫氏、青山たかかず氏、近藤泰夫氏。玄光社の月刊誌「コマーシャルフォト」3月号とのタイアップ企画でもあり、誌面と同様、会場では作品に加えて、製作過程や、作家のコメントを見ることができる。例えば普段、段階露光した複数の写真を合成して作品を仕上げる宮原氏は、「段階露光が不要なほどラチチュードが広い。デジタルカメラの中ではダイナミックレンジが広く、フィルムに近い印象を受けた」とコメントしている。
また、フレームの一部が緑色の作品は、富士フイルムのコーポレートカラーであるグリーンを配した作品。同社が作品中にグリーンを入れてもらうよう発注したものだ。アクセサリーやメイクなどにグリーンをさりげなく入れるなど、工夫が見られて楽しい。
会場の様子。ほとんどがダイナミックレンジ400%で撮った作品という
作品を熱心に鑑賞する姿が見られた。出展者から寄せられた使用感も見ることができる
来場者の反応も良く、FinePix S3 Proをテーマにした2年前の写真展に比べると、作品の画質に関する感想が多く寄せられるという。特に白の階調や赤の再現性への評価が高く、「FinePix S5 Proのアピールポイントは十分お伝えできた」と、担当者は早くも手応えを感じているそうだ。なお、作品のほととんどが、ダイナミックレンジ設定400%、RAWでの撮影(現像はβ版ソフトを使用)という。
タッチ&トライコーナーには、製品版と同等のボディ3台を用意。CFを自前で用意すれば、撮影した写真の持ち帰りも可能だという。装着レンズは、2本の「AF-S Zoom Nikkor 24-85mm F3.5-5.6 G」に加え、コシナ製「Planar 50mm F1.4 ZF」も手に取れる。これは、富士フイルムが同レンズを含むコシナ製品の販売を行なっている関係から。
来場者から寄せられる質問を大別すると、「FinePix S3 Proと何が違うか」と「D200と何が違うか」になるという。また、同社が思っていた以上にボディのグレードアップが好評で、従来よりもコンシューマー市場への手応えが感じられるとのこと。すでに同社の想定を超える予約数を得ているという。
タッチ&トライコーナーのFinePix S5 Pro。Carl Zeissレンズを装着したボディも
FinePix S5 Proの背面。D200との機能差を訊ねる来場者が多いという
来場者が絶えないタッチ&トライコーナー
フィルムモード別の作品も
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URL
富士フイルム
http://www.fujifilm.co.jp/
写真展情報
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/0701t.html#fxs5pro
レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(FinePix S5 Pro)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#s5pro
( 本誌:折本幸治 )
2007/01/26 18:44
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