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キヤノン、「EOS 5D」ユーザー向けイベントを開催 |
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同イベントは、10月上旬の発売に先立ち、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D」に触れることができるイベント。開催日は東京と名古屋が3日・4日で、大阪が4日のみ。以後、札幌会場(キヤノン販売札幌支店)が10日、仙台会場(同仙台支店)が11日、広島会場(同広島支店)が17日、福岡会場(同福岡支店)が18日の予定で開場する。時間は13～18時。 東京会場の港区キヤノンSタワーでは、30数台のMT機(量産前試作機)を展示。展示機それぞれに来場者の列ができるほどの人気だった。手に取れる実機は5Dのみで、同時発表の「EOS 1D-Mark II N」をはじめ、デジタル一眼レフカメラコンパクトデジタルカメラは一切なしという徹底したものだった。実機の装着レンズは様々だが、5Dと同時発表の「EF 24-105mm F4L」を付けた展示機に並ぶ人が多かった。
来場者の年齢層は幅広く、学生や家族連れより、年配の写真ファンの姿が目立つ。また、大判プリンタによる出力や、ワイヤレストランスミッター「WFT-E1」のデモも実施。本格的なハイアマチュアが集ったこともあり、説明員は「紅葉をうまく出力するには」、「サーキットで使うには」といった具体的な質問を受けることが多かったという。 会場では、立木義浩氏と十文字美信氏の5D撮り下ろしプリントが付属する「スペシャルカタログ」が配られた。同カタログは23日に、5,000名限定でインターネット上でも受け付けていたが、すでに24日午後には受付を終了したという。 イベントで配布されたものは、スペシャルサイトで受け付けていたものと同じで、立木氏の作品「二都物語」と十文字氏の「光と、影と、おもかげと。」を製品カタログ、ピクチャースタイル解説書とともに特製ケースに封入。プリントはインクジェットプリンタの「PIXUS iP8600」でA4のプロフェッショナルペーパーで出力したもの。プキヤノン販売の幕張事業所の一室にiP8600を大量に並べ、1枚ごとに担当者のチェックを得て仕上げたそうだ。出力枚数は数万枚におよぶという。プリントは全部で6枚で、すべて半透明の間紙が挟まれている。間紙のうち2枚には立木氏と十文字氏による作品と5Dに対する印象が綴られている。
プリント以外のケース、製品カタログ、解説書も箔押しを使うなど豪華な内容となっており、ハイミドルクラスという5Dの位置付けを強く印象付けるもの。さらに、会場奥ではフルートとバイオリンによる生演奏が行なわれ、5Dの高級感を体現した。キヤノン販売広報部は「レクサスほどではありませんが」と謙遜するが、デジタル一眼レフカメラにおけるニューラグジュアリー市場を創出しようという意思が感じられるイベントとなった。 ■ ＵＲＬ キヤノン http://canon.jp/ 製品情報 http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5d/ スペシャルサイト http://cweb.canon.jp/camera/5d/ レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(EOS 5D) http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#5d （ 本誌：折本幸治 ） 2005/09/05 00:04
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