キヤノン、28mmからの12倍ズーム機「PowerShot SX200 IS」

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キヤノン、28mmからの12倍ズーム機「PowerShot SX200 IS」

　キヤノンは、広角28mmからの12倍ズームを採用したコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX200 IS」を4月に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。カラーは、レッドとブラックを用意する。

　高倍率ズームレンズを搭載したPowerShot SXシリーズのニューライン。20倍ズームの「PowerShot SX10 IS」と10倍ズームの「PowerShot SX110 IS」の中間に位置する。いわゆる“ネオ一眼”ではないコンパクトボディを採用することで、小型モデルへのニーズ対応する一方、広角28mmや高画素、高機能といった要望にも応えた。PowerShot SX110 ISの厚みは44.7mmだったが、PowerShot SX200 ISでは37.6mmに抑えた。


PowerShot SX200 IS（レッド）	PowerShot SX200 IS（同背面）


PowerShot SX200 IS（ブラック）	PowerShot SX200 IS（同背面）

　ボディにはアルミを採用。前面パネルを曲面にすることでホールド感を高めた。ボディ上面にモードダイヤルを備えるほか、背面にはコントローラーホイールも搭載した。絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出も行なえる。内蔵ストロボには、新たに自動ポップアップ機構を設けた。電源ONと同時にポップアップするほか、電源OFF時には自動的に収納する。

　レンズは35mm判換算の焦点距離28～336mm、F3.4～5.3の12倍ズーム。レンズシフト式手ブレ補正機構を搭載する。補正効果はシャッター速度換算約4段分としている。最短撮影距離は広角端で50cm、望遠端で1m。マクロモードでは広角端で2cm、スーパーマクロモードでは同0cmまでの接写が可能。

　撮像素子は1/2.3型有効1,210万画素CCD。最大記録解像度は4,000×3,000ピクセル。感度はISO80～1600。画素混合によりISO3200での撮影にも対応する。最大1,280×720ピクセル、30fpsのHD動画記録に対応。記録形式はH.264のMOV形式。本体にHDMIミニ端子を備え、対応するハイビジョンテレビに出力できる。

　映像エンジンはDIGIC4を採用。春モデル共通の自動シーン認識機能「こだわりオート」を搭載する。人物、距離、明るさ、色、動きなどの情報を基に、カメラが自動的に選択したシーンに最適な画像処理を行なう。

同梱品

　GUIを従来から一新した。ファンクションボタンを押した際に、機能の説明表示に対応。また露出補正値などを変更する場合、シリンダーホイールのように値が回転して表示されるようになった。

　再生機能も強化し、コントローラーホイールの動きに応じて画像送りのスピードが変更可能になった。さらに、シングル再生時に下から浮き出るような画像送り効果を追加した。また、撮影直後のレビュー時に目をつむっている人物を検出し、3秒間枠を表示する「目つむり検出」機能も新たに搭載した。

　液晶モニターは3型のクリアライブ液晶II。画素数は約23万ドット。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus/HC MMCplus。電源はリチウムイオン充電池「NB-5L」CIPA準拠の撮影枚数は約280枚。

　本体サイズは103×37.6×60.5mm（幅×奥行き×高さ）、本体のみの重要は約220g。

■ ＵＲＬ
　キヤノン
　 http://canon.jp/
　ニュースリリース
　 http://cweb.canon.jp/newsrelease/2009-02/pr-ixydigital.html
　製品情報
　 http://cweb.canon.jp/camera/powershot/sx200is/

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・キヤノン、「IXY DIGITAL」「PowerShot」計8機種を発表（2009/02/18）

（本誌：武石修）
2009/02/18 13:52

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