ニコン、24倍ズームとチルト式液晶の「COOLPIX P90」

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ニコン、24倍ズームとチルト式液晶の「COOLPIX P90」

　ニコンは、24倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「COOLPIX P90」を3月13日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万2,000円前後の見込み。


COOLPIX P90	COOLPIX P90（正面）

　焦点距離26～624mm相当（35mm判換算）の24倍ズームレンズを搭載した高倍率モデル。イメージセンサーシフト式の手ブレ補正機構を備える。開放F値は2.8～5。同じく高倍率機の「COOLPIX P80」（2008年4月発売、生産完了）に類似したフォルムだが、COOLPIX P80は18倍ズームだった。

　また、新たに3型チルト式液晶モニターを装備。上方向90度、下方向45度までの角度変更が可能で、ハイアングルやローアングルでの撮影が容易になるという。ドット数は約23万。0.24型約23万ドットの電子ビューファインダーも備える。


COOLPIX P90（背面）	上下方向に動作するチルト式になった

　撮像素子は有効1,210万画素の1/2.33型CCD。感度はISO64～6400。ISO3200とISO6400を選ぶと、記録画素数は300万画素相当以下になる。RAW記録は非対応。

　レンズキャップはバヨネット式。マクロモード時の最短撮影距離は約1cm、または10cm。ズーム位置により変化する。

　プログラムオート（プログラムシフト対応）、シャッター優先オート、絞り優先オート、マニュアル露出での撮影が可能。背面右手側にコマンドダイヤルも備える。また、白とびや黒つぶれを効果的に低減するという「アクティブD-ライティング」も搭載。

　COOLPIX P80の特徴のひとつ「スポーツ連写機能」も引き続き搭載する。連写速度が約13コマ/秒から約15コマ/秒に高速化したほか、新たに最大撮影枚数が30コマから45コマに増加。シャッターボタン半押しで連写を開始し、全押し直前の最大10コマまでを記録する「先取り撮影」も利用可能。ただしCOOLPIX P80と同じく、撮影画素数やISO感度で制限が生じる。

　動画機能は最大640×480ピクセル/30fpsでの記録が可能。白黒動画機能（320×240ピクセル）も引き続き備える。

　バッテリーはリチウムイオン充電池のEN-EL5。COOLPIX P6000、COOLPIX P80、COOLPIX S10などと共用できる。CIPA準拠の撮影可能枚数は約200コマ。COOLPIX P80の約250コマから低減した。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。

　本体サイズは約114×99×83mm（幅×奥行き×高さ）、重量は約460g（バッテリー、SDメモリーカード除く）。

【2009年2月3日】背面の画像を追加しました。

■ ＵＲＬ
　ニコン
　 http://www.nikon.co.jp/
　ニュースリリース
　 http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2009/0203_coolpixp90_01.htm

■ 関連記事
・ニコン、18倍ズームで世界最小ボディの「COOLPIX P80」（2008/04/10）

（本誌：折本幸治）
2009/02/03 15:01

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