エグゼモードは、ヤシカブランドのコンパクトデジタルカメラ「YASHICA EZ F824」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万4,800円前後の見込み。
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YASHICA EZ F824
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背面
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ヤシカブランドを保有する香港JNC Datum Tech International社と提携して発売するコンパクトデジタルカメラ。手ブレ補正機能や顔検出機能を備える。
有効1/2.5型800万画素CCDを採用。最大撮影解像度は3,264×2,448ピクセル。640×480ピクセル、28fpsの動画撮影にも対応する。感度はISO80~1000。
レンズは焦点距離35~105mm(35mm判換算)F2.8~4.9の光学3倍ズームレンズ。最短撮影距離は50cm。マクロモードの広角端で10cm、望遠端で50cm。
2.4型液晶モニターを搭載する。対応メディアは8GBまでのSDHC/SDメモリーカードとMMC。10.5MBの内蔵メモリも備える。電源は単3アルカリ乾電池2本。CIPA準拠の撮影可能枚数は約100枚。
本体サイズは92.9×22×60.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約124g(電池および付属品を除く)。
ヤシカは、1950年代に二眼レフカメラからスタートした国内老舗カメラメーカー、八洲精機から出発したカメラブランド。二眼レフブームが去った後も生き残り、ニッカカメラを吸収後は、世界初の35mm電子シャッターEEカメラ「ヤシカエレクトロ35」などが良く知られる。1974年にはカールツァイスと提携。国産技術でコンタックスブランドの一眼レフカメラを世に出し、評価を得た。しかし1983年の京セラとの吸収合併後、ヤシカのブランド名は海外のみでの展開となる。
その後の京セラのカメラ事業撤退に関連し、ヤシカの商標権はJNC社に移っていた。エグゼモードは国内でのブランド使用権を取得。今後、ヤシカブランドでの製品展開を図るという。
■ 11月に第2弾を投入、デジタルフォトフレームも
エグゼモードは、11月にもヤシカブランドのデジタルカメラやデジタルフォトフレームの発売を予定している。
コンパクトデジタルカメラ「EZ F1231」、「EZ F1027」、「EZ F924」と、デジタルフォトフレーム「DVF804」の4機種。
EZ F1231は、有効1,219万画の撮像素子、光学3倍ズームレンズ、3型ワイド液晶モニターを搭載するコンパクトデジタルカメラ。6月に中国・北京で開催された2008 China C&Eに展示されていた。
EZ F1027は、2.7型液晶モニターを採用するモデル。有効1,048万画素の撮像素子や光学3倍ズームレンズを備える。
EZ F924は、EZ F824と同じサイズの2.4型液晶モニターを搭載する。有効904万画素の撮像素子を搭載。
DVF804は、800×600ピクセルの8.4型液晶ディスプレイを搭載するデジタルフォトフレーム。動画再生に対応するほか、時計/カレンダー機能を備える。対応メディアはCF、SDメモリーカード、メモリースティック、MMC。
■ URL
ヤシカ
http://www.yashica.jp/
エグゼモード
http://www.exemode.com/
製品情報
http://www.yashica.jp/pro/f824.html
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( 本誌:関根慎一 )
2008/09/12 13:44
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