カシオ、「EX-Z300」の“メイクアップ機能”を解説

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カシオ、「EX-Z300」の“メイクアップ機能”を解説

EXILIM ZOOM EX-Z300

　カシオは28日、29日に発売するコンパクトデジタルカメラ「EXILIM ZOOM EX-Z300」の体験会をメディア向けに都内で開催した。カメラの機能についての説明と、モデルを招いての試写を行なった。

　EX-Z300は、1/2.3型有効1,010万画素CCDの撮像素子、光学4倍ズームレンズ、3型液晶モニターなどを搭載するコンパクトデジタルカメラ。画像処理エンジン「EXILIM3.0」により、「メイクアップ」、「手持ち夜景撮影」、「ライティング撮影」などの機能を備える。店頭予想価格は4万円前後の見込み。

■ 自然な表現を目指した「メイクアップ機能」

宮田陽氏

　会の冒頭、開発本部第二企画室室長の宮田陽氏が、EX-Z300について説明を行なった。

　新たに搭載した画像処理エンジン「EXILIM3.0」を活かした「メイクアップ機能」について、「近年のデジタルカメラは高画素化、高画質化してきており、カメラを向けると嫌がられる機会が増えてきた」と前置きしたうえで、「写真館などで、きちんとメイクをして、整った撮影環境できれいに撮ってもらうことで、満足度の高い写真が撮れる」との自説を披露した。それを踏まえてEX-Z300では、「お化粧をしたように顔をきれいに撮る」機能を企画したという。また、企画にあたってはメイクアップの「自然さ」を意識して、「いかにも画像をいじっている」という風にはならないよう心がけたとアピールした。

　メイクアップ機能は、被写体をフレーミングすると自動的に顔を認識し、設定した効果レベルに応じて、顔を明るくしたり、シワやソバカスをとるなどの画像処理をリアルタイムに行なう。処理効果は液晶モニターにも表示されるので、撮る前からきれいに撮れることを予感させるような仕上がりになっている。

　認識した顔のすべてにメイクアップ効果を適用する。また、被写体が不意に横を向いてしまうなどして顔認識から外れても、軽度に画像処理をかけるという。


EXILIM3.0では、新たに高速画像処理CPUを搭載する	新機能の他にも、ノイズ低減などの性能が向上しているという


メイクアップ機能を使用することで、被写体の顔が明るく、若々しくなるという	EX-Z300のみ本体上面にメイクアップボタンを備える

効果は12段階で調整できる

■ イベントでの使用が主な用途

モデルを撮影して、メイクアップ機能の効果を確認することができた

　同社はメイクアップ機能の開発にあたり、男女150名にアンケートを行なった。その結果、「肌がきれいに写る」、「効果レベルを調整できる」という点で多くの支持を得たという。用途に関しては、「結婚式やパーティなどで、家族や友人をきれいに撮って残したい」という意見が多かったという。

　続いて簡単な操作説明の後、実際にモデルを撮影してメイクアップ機能を体験する時間が設けられた。撮影時の注意点として、後補正ができないので、メイクアップ機能の効果レベルを変えて何枚か撮影しておくことが推奨された。

アンケート結果では男性の支持も目立った

■ ＵＲＬ
　カシオ
　 http://www.casio.co.jp/
　製品情報
　 http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z300/

■ 関連記事
・カシオ、“メイクアップ機能”搭載の28mmモデル「EX-Z300」（2008/08/20）

（本誌：関根慎一）
2008/08/28 20:43

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