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富士フイルム、シーン認識を搭載した「FinePix F60fd」


FinePix F60fd(ブラック)
 富士フイルムは、1,200万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ「FinePix F60fd」を23日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万7,000円前後の見込み。本体色はブラックとシルバー。

 2007年8月発売の「FinePix F50fd」の後継機種。FinePix Fシリーズでは、最上位モデル「FinePix F100fd」に次ぐポジションとなる。FinePix F50fdに対し、撮像素子や搭載レンズに変更はないが、液晶モニターが2.7型約23万ドットから、3型約23万ドットになった。


 新機能として、「シーンぴったりナビSR AUTO」を搭載。モードダイヤルを「SR AUTO」にすると、自動的に「人物」、「夜景」、「マクロ」、「風景」の各シーンに合わせた撮影モードに切り替わる。

 また、顔検出機能の「顔キレイナビ」をFinePix F100fd相当に強化。横顔、斜め顔に加え、360度の顔の傾きに対応する。FinePix F50fdでは270度までの傾きを検出できた。検出速度もFinePix F100fdと同じく、世界最速の0.036秒を誇る。

 さらに、再生モードでの画像再生を高速化したことで、最大約10コマ/秒での画像送りに対応。加えて日付別での再生表示を見直し、画面下にサムネイル、中央に全体画像を表示するようになった。


ブラック(正面) ブラック(背面)

シルバー(正面) シルバー(背面)

 そのほかの仕様はFinePix F50fdと同じ。撮像素子は1/1.6型のスーパーCCDハニカムHR。画素数は1,200万。最高感度はISO6400。640×480ピクセル・25fpsの動画記録にも対応する。

 レンズは焦点距離35~105mm(35mm判換算)、F2.8~5.1の3倍ズーム。CCDシフト式の手ブレ補正機構も備える。SDHC/SDメモリーカードとxDピクチャーカードの共用スロットや、約25MBの内蔵メモリーを装備。

 引き続き、IrSimple/IrSS対応の赤外線通信機能を装備。モバイルプリンターの「Pivi」をはじめ、対応機器への画像送信が行なえる。

 本体サイズは92.5×22.9×59.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約163g(バッテリー、メモリーカード含まず)、約182g(バッテリー、メモリーカード含む)。



URL
  富士フイルム
  http://www.fujifilm.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0218.html
  製品情報
  http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf60fd/

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/08/12 16:25
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