富士フイルムは、薄型コンパクトデジタルカメラ「FinePix Z200fd」を、6月7日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は4万円前後の見込み。
2007年9月に発売したFinePix Z100fdの後継機。撮像素子が1/2.5型有効800万画素CCDから1/2.3型有効1,000万画素CCDに変更された。レンズユニットのフジノン光学5倍ズームレンズは、焦点距離が35mm判換算で33~165mmと、やや広角寄りになった。開放F値はF3.8~4.8で変わらない。
外観はZ100fdとほぼ同様で、上下面と背面を1枚の板で形成するモノコックデザインや、斜め下にスライドするレンズカバーを継承する。本体色はピンク、シルバーが継続し、ブラウンとホワイト&ブラックに代えてブラックとレッド&ブラックをラインナップする。
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シルバー
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シルバー背面
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ピンク
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ピンク背面
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ブラック
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ブラック背面
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レッド&ブラック
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レッド&ブラック背面
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また、新たに顔検出機能を応用したセルフタイマー2種を搭載。1つは「恋するタイマー」で、画面内の2つの顔の距離が近づくと、自動的にレリーズされるもの。レリーズされる顔の距離は、離れているほうから順に「お友達」、「仲良し」、「ラブ」の3段階で設定でき、顔の距離が電子音とインジケーターで表現される。
もう1つは「みんなでタイマー」で、画面内に設定した人数の顔が検出されると、2秒後にレリーズされる。人数は1~4人の範囲で設定できる。
このほか、ストロボ発光/非発光の2枚の写真を撮影する「高感度2枚撮り」や、撮影した画像を自動的に設定したサイズに縮小する「ブログモード」などをZ100fdから引き次ぐ。
最大記録画素数は3,648×2,736ピクセル。640×480ピクセルで30fpsの動画撮影も可能。感度はISO64~1600。CCDシフト式手ブレ補正機構を備える。
最短撮影距離は広角端で約60cm、望遠端で約1m。マクロモードでは、広角端で約9~80cm、望遠端で約30~80cmでの撮影が可能。
液晶モニターは2.7型約23万ドット。記録メディアは約52MBの内蔵メモリと、xDピクチャーカード、SDHC/SDメモリーカード。高速赤外線通信規格「IrSimple」に対応する。
電源はリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約170枚。
本体サイズは92×20×55.7mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリーとメモリカードを含む重量は約150g。
■ URL
富士フイルム
http://www.fujifilm.co.jp/
ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0203.html
製品情報
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz200fd/index.html
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・ 【新製品レビュー】富士フイルム「FinePix Z100fd」(2007/11/21)
( 本誌:田中 真一郎 )
2008/05/22 14:58
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