キヤノンは、光学5倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 820 IS」を4月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。
同社が2007年6月に発売した「IXY DIGITAL 810 IS」の後継モデル。レンズを810 ISの4倍ズームから5倍ズームとし、画素数を有効800万画素から有効1,000万画素に引き上げた。また、IXYシリーズでは初めてとなるコントローラーホイールを搭載した。外観は、Robe(ローブ)をイメージした外衣のフォルムを取り入れたデザインを施している。
撮像素子は1/2.3型有効1,030万画素CCD。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。最高感度はISO1600。シーンモードの一部ではISO3200(1,600×1,200ピクセル)での撮影が可能になった。被写体の動きを検知し、ISO感度をコントロールするモーションキャッチテクノロジーを新た搭載し、レンズシフト式手ブレ補正、ISO3200と合わせて「トリプル・ブレ制御」としてアピールする。なお640×480ピクセル、30fpsのAVI(Motion JPEG)動画も撮影できる。映像エンジンはDIGICIII。
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同梱品
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レンズは35mm判換算の焦点距離37~185mm、F3.2~5.7の光学5倍ズーム。光学式手ブレ補正機構「IS」を引き続き搭載する。手ブレ検出機構と信号判別/レンズ制御システムの改良により、補正効果は810 ISのシャッター速度換算3段分から4段分に向上したという。最短撮影距離は50cm。マクロ時は広角端で2cmまで接近して撮影できる。
液晶モニターは約23万ドットの2.5型TFT。クリアライブ液晶IIになり、コントラスト比と斜めからの視認性が向上した。また、光学ファインダーも備える。
コントローラーホイールはボディ背面に搭載し、撮影モード、パラメーター、再生画像の切り替えなどができる。
顔検出機能の「フェイスキャッチテクノロジー」も搭載する。これまでのフォーカス、露出、ストロボに加え、人物の顔に最適なホワイトバランスで撮影可能になったほか、自動赤目補正機能を搭載した。選んだ顔にピントを合わせる「顔セレクト」も備える。選んだ顔の拡大表示も可能。また、シーンモードに「夕焼け」が加わった。
記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。電源はリチウムイオン充電池「NB-5L」。CIPA準拠の撮影枚数は約320枚。
本体サイズは95.4×27.4×57.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約155g(本体のみ)。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-03/pr-ixyd820is.html
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/820is/
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( 本誌:武石 修 )
2008/03/13 13:31
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