富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「FinePix F100fd」を、3月中旬に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。
2007年8月に発売された「FinePix F50fd」の後継機種。薄型FinePixの最上位機種となる。同時発表のFinePix S100FSとともに、FinePix誕生10周年記念モデルと位置づけられる。
スーパーCCDハニカム HRの有効画素数は1,200万画素で、F50fdと同様だが、第8世代に進化。新開発の画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」とともに、従来比4倍のワイドダイナミックレンジを実現し、輝度差の大きなシーンでも白トビを抑える。カメラが最適なダイナミックレンジを選択する「AUTO」のほか、ユーザーが100%、200%、400%のレンジ幅を設定できる。
また、新開発のノイズリダクション機能を搭載し、フル画素での最高感度がISO1600からISO3200に向上。画素混合でも300万画素でISO12800での撮影が可能になった。
引き続き同社独自の顔検出AF/AE/AWB機能「顔キレイナビ」を搭載するが、検出速度が最短0.036秒に向上し、世界最速としている。さらに検出範囲も広がり、横顔や斜め顔に加えて、上下逆向きの顔も検出できるようになった。
撮像素子は1/1.6型の有効1,200万画素スーパーCCDハニカム VIII HR。最大記録画素数は4,000×3,000ピクセルで、記録形式はJPEG。また、最大640×480ピクセル、30fpsのモノラル音声付動画撮影が可能。記録形式はMotion JPEG(AVI)。感度はISO100~3200。300万画素でISO6400~12800での撮影も可能。
レンズは35mm判換算焦点距離28~140mm、F3.3~5.1のフジノン5倍ズーム。CCDシフト式手ブレ補正機構を備える。撮影可能距離は広角端で約45cm~無限遠、望遠端で約80cm~無限遠。マクロモードでは、広角端で約5cm~80cm、望遠端で約50cm~1m。
露出制御はプログラムAEとシーンモードのみ。液晶モニターは2.7型23万ドット。記録メディアは約57MBの内蔵メモリのほか、xDピクチャーカードとSDHC/SDメモリーカードが使用可能。
電源はリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約230枚。
本体サイズは97.7×23.4×58.9mm(幅×奥行き×高さ)、充電池とメモリカードを含む重量は約190g。本体色はブラックとシルバーが用意される。また、オプションで許容水深40mの専用防水プロテクター「WP-FXF100」(2万6,250円)が発売される。
■ URL
富士フイルム
http://fujifilm.jp/
ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0178.html
製品情報
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf100fd/
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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/01/24 14:03
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