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オリンパス、広角27mm対応18倍ズーム搭載機「SP-560UZ」

~顔認識AFや新エンジンを搭載

SP-560UZ
 オリンパスは、高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA SP-560UZ」を、9月21日より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万5,000円前後の見込み。

 3月に発売されたSP-550UZの後継機。小型軽量なボディ、光学18倍ズームレンズ、CCDシフト式ブレ補正機能、2.5型約23万画素のTFT液晶モニター、暗いところでも自動的に液晶ファインダーの表示が明るくなるブライトキャッチテクノロジーなどを引き継ぐ。

 SPシリーズでは初となる、人物の顔を検出して逆光時に暗く写った場合に、顔だけを明るく補正できる「フェイス&バックコントロール」を搭載する。同機能は、顔認識AFと、特定の部分だけを露出補正できるSAT(シャドー・アジャストメント・テクノロジー)を連携させたもの。逆光で人物を撮影して顔が暗く写っても、背景の露出をいじらずに顔の部分の露出だけを明るく補正することができる。なおSATは、顔だけでなく風景や建物などの暗く写った部分の露出補正にも有効。

 最高約15コマ/秒の高速連写は、SP-550UZでは20枚まで連写可能だったのに対し、本機ではバッファを増量して40枚までとなった。また、シャッターボタンを半押ししていれば、ボタンを押す前の画像を記録できるプリキャプチャー機能は、5枚から10枚に増えた。このほか画面内に人物の笑顔を検出すると、自動的に3枚連写するスマイルショットも搭載された。スマイルショットでは約300万画素での記録となる。




 画像処理エンジンは、TruePic TURBOからTruePic IIIへと変更された。

 撮影感度はISO50~3200。約300万画素でISO6400での高感度撮影も可能。CCDシフト式手ブレ補正機構と高感度撮影の組み合わせによるブレ軽減機能を、「デュアル・イメージ・スタビリゼーション」と称する。また、絞込みによる深い被写界深度と、フルタイムAFを組み合わせた「シャッターチャンスモード」によって、シャッタータイムラグをSP-550UZと比較して1/3に短縮したという。

 画像再生時にも顔検出機能を利用して、人物の顔だけを加工・補正を行なえる。ファニーフェースは、顔部分だけに変形処理を施して4通りの表情をつけることができる。センターフォーカスは、顔の中心から放射状に変形処理をかけることができる。赤目補正は、撮影後にストロボを使用して赤目になった人物の写真を自動的に補正できる。


フェイス&バック スマイルショット

 撮像素子はSP-550UZの1/2.5型有効710万画素CCDから、1/2.35型有効800万画素CCDに変更された。 記録媒体は約47MBの内蔵メモリと、xDピクチャーカード。プログラムAEのほか、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出が可能。また、各種シーンモードも搭載する。

 画角は、撮像素子サイズの変更に伴い、SP-550UZの35mm判換算焦点距離28~504mmから27~486mmになった。ただし、レンズは同じものなので、光学18倍ズームとF2.8~4.5の開放F値に変更はない。レンズ構成は非球面レンズ4枚、EDレンズ2枚を含む11群14枚。

 電源は単3電池×4本。本体サイズは116×78×78.5mm(幅×奥行き×高さ)、電池とメモリカードを含まない重量は365g。

 別売のオプションとして、1.7倍テレコンバージョンレンズ「TCON-17」(1万5,750円)、コンバージョンレンズアダプタ「CLA-10」(3,990円)、40m防水プロテクター「PT-037」(3万7,800円)などが用意される。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/jp/
  ニュースリリース
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007b/nr070911sp560uzj.cfm
  製品情報
  http://olympus-imaging.jp/product/compact/sp560uz/

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( 本誌:織原 博貴 )
2007/09/11 12:34
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