コダックは、有効1,013万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ「EasyShare V1003」を6月初旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。PIE2007でコダックの国内総代理店となる加賀ハイテックが参考出品していたモデル。
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EasyShare V1003
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撮像素子は1/1.8型有効1,013万画素CCD。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。同社初のオーバー1,000万画素機となる。最大640×480ピクセル、30fpsでの動画撮影も可能。記録方式はMPEG-4(QuickTime)。
レンズは、レチナブランドの光学3倍ズームを搭載。35mm判換算の焦点距離は36~108mm、開放F値はF2.8~4.9。オールガラス製で非球面レンズも採用した。最短撮影距離は60cm。マクロ時は広角で5cm、望遠で40cmまで接写できる。
撮影済みの画像を自動的に最適化する「Kodak Perfect Touch機能」を備える。2006年に発売した「EasyShare V705」で初めて搭載した機能。逆光や室内撮影などで暗くなってしまった被写体の一部を、カメラが自動補正し、補正前と補正後の画像を同時に表示する。双方の画像を比較して保存する画像を選択することができる。
セルフタイマー撮影時に、自動的に2回撮影を行なう「2連写セルフタイマー機能」も搭載した。1枚目は10秒後、2枚目はその8秒後に動作し、よそ見や目つぶりなどの失敗写真を低減するという。
選択した画像を、液晶モニターでの閲覧専用画像として保存する「お気に入りモード」も利用できる。選択画像は、液晶モニター表示に適した解像度に変換して、オリジナルとは別に内蔵メモリに保存する。
撮影モードは「オート」のほか、ポートレートやスポーツなどのシーンモードを備える。連写速度は1.6枚/秒で最大4枚までとなっている。
最高感度はISO1600。シーンモードの「ブレ防止モード」では、ISO1600まで増感する。高感度撮影時には自動ノイズ軽減を行ない、画像の荒れを抑えるという。
撮影後に液晶モニター上でトリミングができる「カメラ内トリミング機能」や、V705と同様に、カメラ内でパノラマ画像を合成する機能も搭載した。
液晶モニターは約15万画素の2.5型。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC。内蔵メモリは32MBだが、画像保存に利用できるのは24MB。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影枚数は約200枚。カラーはシルバーのみ。
同社製フォトプリンタ用のドックコネクターを備える。本体サイズは103×25×54.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約141.5g(本体のみ)。
■ URL
コダック
http://wwwjp.kodak.com/
ニュースリリース
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/0507/080507.shtml
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( 本誌:武石 修 )
2007/05/08 13:16
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