ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット DSC-T100」を、3月9日より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後の見込み。
2006年10月に発売されたDSC-T50の後継機種。屈曲光学系を採用した薄型ボディのTシリーズに、3型液晶モニターを搭載するコンセプトを継承しつつ、レンズが光学3倍から5倍になった。レンズシフト式の光学手ブレ補正機構も引き続き搭載する。一方、T50に搭載されていたタッチパネルインターフェイスは省略されている。CCDは有効720万画素から810万画素になった。
また2007年春モデルのサイバーショット共通の機能として、ハイビジョン出力機能、顔検出AE/AF機能「顔キメ」、画像処理エンジン「Bionz(ビオンズ)」、ISO3200の最高感度、Dレンジオプティマイザー、インテリジェントフラッシュ、HOMEインターフェイスなどが搭載される。これらの共通新機能については、関連記事を参照されたい。
撮像素子は1/2.5型の有効810万画素CCD。最大記録画素数は3,264×2,448ピクセル。記録形式はJPEG。640×480ピクセル、約30fpsでのMPEG-1動画も記録可能。感度はISO80~3200。
レンズは非球面レンズ3枚、プリズム1枚を含む10群12枚で構成される光学5倍ズームのCarl Zeiss Vario-Tesser。35mm判換算焦点距離は35~175mm、開放F値F3.5~4.4。最短撮影距離は広角端で約50cm、望遠端で約80cm。マクロモードでは広角端で約8cm、望遠端で約80cmでの撮影が可能。また、拡大鏡モードでは広角端で1~20cmでの接写ができる。
液晶モニターは3型23万画素のクリアフォト液晶プラス。記録メディアは約31MBの内蔵メモリと、メモリースティックデュオ/PROデュオ。
電源はリチウムイオン充電池NP-BG1。CIPA準拠の撮影可能枚数は約340枚。
本体サイズは91.8×22.3×59.2mm(幅×奥行き×高さ)、電池と記録メディアを含む重量は約171g。外装は全面ヘアライン加工が施されたステンレスで、シルバー、ブラック、レッドの3色が用意される。
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Tシリーズ用0.77倍ワイドコンバータ「VCL-DE07T」
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別売オプションとして、0.77倍ワイドコンバータ「VCL-DE07T」(5,229円)が用意された。これはT100だけでなく、T20、T50、T30、T10、T9でも使えるもので、レンズ部のボディをはさむように装着する。レンズ枚数は1枚で、T100では35mm判換算27mmでの撮影が可能になる。
さらに専用オプションとして、40m防水ケース「マリンパック MPK-THD」(24,150円)と、マリンパック用水中カラーフィルター「MPTA for MPK-THD」(13,440円)が用意される。
■ URL
ソニー
http://www.sony.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200702/07-0228/
製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T100/
■ 関連記事
・ ソニー、サイバーショット 2007年春モデルを発表(2007/02/28)
・ ソニー、3型タッチパネル採用の「サイバーショットDSC-T50」(2006/09/11)
( 本誌:田中 真一郎 )
2007/02/28 12:56
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