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カシオ、手ブレ補正付き7倍ズームコンパクト「EXILIM Hi-ZOOM EX-V7」
~「EXILIMエンジン2.0」搭載、動画はH.264に
EXILIM Hi-ZOOM EX-V7
カシオは、屈曲光学系の光学7倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「EXILIM Hi-ZOOM(エクシリム・ハイ・ズーム) EX-V7」を発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円台前半の見込み。発売時期は、シルバーが2月23日、ブラックが3月下旬。
焦点距離38~266mm相当(35mm判換算)、F3.4~5.3の光学7倍ズームレンズを採用。同社初の屈曲光学系で、フル解像度以外での記録時に画像中心部を切り出して記録する「HDズーム」と併用することで、最大33.2倍までの望遠撮影に対応する。また、ズームレバーはテレ側、ワイド側ともに、ズーム速度を高速域と低速域の2段階に調整できる。
レンズ構成は9群12枚。最短撮影距離は0.3m。マクロおよびマニュアルフォーカス時の最短距離は0.1mとなっている。
さらに、同社の製品として初めてCCDシフト式の手ブレ補正機構を備えた。CCDは1/2.5型の有効720万画素。被写体ブレについては、従来からの「アンチシェイクDSP」により、最大ISO1600での撮影に対応する。
加えて、動体解析技術を活用し、被写体の速度や方向を解析。それらをもとに、ISO感度とシャッター速度を最適に制御するという。なお新機能の「自動追尾」も動体解析技術を利用したもの。半押しでAFロックした被写体を、フレームアウトするまで追尾し続ける。
上面
底面
画像処理LSIは、新設計の「EXILIMエンジン2.0」になった。階調コントロールや、ノイズ除去アルゴリズムなどを強化したという。
階調に関しては、白トビを防ぎながら黒く沈んだ場所を明るくコントールすることで、撮影時の視覚イメージをより忠実に再現するという。これにより、「逆光による黒沈みや、ストロボ撮影時の背景などを明るくクリアにする」としている。ノイズ除去アルゴリズムは、空や人肌の特定の色域に対して重点的に除去処理を行なうようになった。
EX-ZシリーズやEX-Sシリーズと異なり、動画の記録にはH.264方式を採用。同社のMPEG-4方式と同等の画質で、約1.5倍の長時間撮影が可能という。
ただし、記録解像度は最大848×480ピクセル(UHQワイド)で、いわゆるHDでの記録には対応していない。フレームレートは最大30fps。動画記録中の光学ズーム、ステレオ録音、画像切り出し型の電子式手ブレ補正も行なえる。なお、LPモード(320×240ピクセル/15fps)のみ、Motion JPEGでの記録になる。
絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出も利用できる。EX-Z700から加わった「オートフレーミング」や「レイアウトショット」も搭載。さらに撮影済みの2画像、または3画像を1枚にレイアウトする「レイアウトプリント」も新たに搭載した。「BGM付きスライドショー」も今回からの機能で、BGMは本体内蔵の4曲から選べる。
液晶モニターは約23万画素の2.5型。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、内蔵メモリ(11.6MB)。電源にリチウムイオン充電池を採用し、CIPA規格基準の撮影枚数は約240枚となっている。充電は付属のクレードル経由で行なう。
本体サイズは95.5×25.5×59.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約149g(本体のみ)。光学7倍ズームレンズ搭載のデジタルカメラとして「世界最薄」という。
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URL
カシオ
http://www.casio.co.jp/
ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/release/2007/exv7_z75.html
製品情報
http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_v7/
( 本誌:折本 幸治 )
2007/01/30 14:03
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