リコーは、防水・防塵タイプのデジタルカメラ「Caplio 500G wide」を26日に発売する。価格は103,950円。
建築現場、災害現場、損害保険業の査定業務、学校などに向けた防水・防塵カメラ。2004年1月発売の「Caplio 400G wide」の後継機種にあたり、CCDを1/2.7型有効324万画素から1/1.8型813万画素に、液晶モニターを1.6型8万画素から2.5型15.3万画素にそれぞれ変更している。
JIS保護等級7相当の防水性能を実現。水深約1mで30分の撮影に耐える。防塵はJIS等級6相当。さらに耐衝撃構造の採用や鏡胴の強度向上により、耐衝撃性能が向上したという。米国防総省規格の「MIL Satandard 810F」に沿った26面落下試験において、従来の高さ90cmから、1mの落下衝撃に耐えるようになった。
ストロボ光量も向上し、到達距離が広角時で最大10m、望遠時で最大6.5mまで延びた。400G wideでは最大5mだった。
ボタンを大型化するなど、操作性も改良した。「手袋をしたままでも使いやすい」という。また、写真に撮影場所などの情報を記録できる「カメラメモ機能」を新たに装備。同社の工事写真管理システム「工事写真館」など、市販の業務用写真管理ソフトとの連携も行なえる。
ISO感度はAUTO、64、100、200、400、800、1600。400G wideはISO800まででだった。最大記録解像度は3,264×2,448ピクセル。建設CALSに対応した1,280×960ピクセルの「CALSモード」も利用できる。動画は最大320×240ピクセル。
レンズは35mm判換算で28~85mm相当、F2.5~4.3の光学3倍ズームレンズ。本体には光学ファインダーを引き続き搭載する。最短撮影距離は通常モードで30cm、マクロモード広角で1cm、同望遠端で10cm。22mm相当の別売ワイドコンバージョンレンズ「DW-5」(12,600円)も利用可能
記録メディアはSDメモリーカード。内蔵の26MBメモリへの記録も可能。本体にUSB 2.0インターフェイス、AV出力を備える。
電源はリチウムイオン電池「DB-43」、または単三電池2本。アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池に対応している。CIPA規格準拠の撮影枚数は、DB-43が約400枚、アルカリ乾電池が約80枚。
本体サイズは133×78.5×74mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約400g(本体のみ)、約450g(撮影時)。
■ URL
リコー
http://www.ricoh.co.jp/
( 本誌:折本 幸治 )
2006/05/08 15:41
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