キヤノンは、ISO800での撮影に対応した光学6倍ズームレンズ搭載モデル「PowerShot A700」を4月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は37,000円弱の見込み。
グリップスタイル、マニュアル露出、単三電池駆動などが特徴の「PowerShot A」シリーズのフラッグシップモデル。海外では2月22日に発表されている。
同時発表のIXY DIGITALシリーズと同じく、ISO800での撮影が可能になった。これまで感度範囲がISO200までだったISOオートに対し、新モードの「高感度オート」ではISO800まで増感する。ISO800で撮影するには、「高感度オート」(ISO HI)を選ぶほか、ISO800個別で指定する。
また、シリーズでもっとも高倍率の光学6倍ズームレンズを搭載。焦点距離は35mm判換算で35~210mm、開放F値はF2.8~4.8。最短撮影距離は通常撮影時が55cm。マクロモードなら広角端1cmからの近接撮影が行なえる。
アスペクト比16:9の画像を撮影するための「ワイドモード」も新たに搭載した。撮影した写真は、ワイドテレビでの表示に加え、同社のコンパクトフォトプリンタ「SELPHY CP」シリーズでワイドプリントが可能。プリントには既存のワイド用紙を使用する。メニュー内にプリントする画像の指定などを行なう「プリント専用メニュー」新設した。
そのほか、動画の1シーンを静止画としてプリントする「動画1コマプリント」、2005年秋モデルから搭載された「縦横自動回転再生」などの機能を追加。さらに、レンズ収納タイミングに「1分」と「0秒」が指定できるようになっている。
液晶モニターは約11.5万画素の2.5型。Aシリーズ初の2.5型で、PowerShotシリーズとしては、2006年秋の「PowerShot S80」に続く採用となる。なお、引き続き実像式の光学ファインダーを搭載する。
記録メディアはSDメモリーカード/MMC。PCインターフェイスはUSB 2.0。単三電池2本で駆動し、CIPA規格準拠の撮影可能枚数は、アルカリ乾電池で約100枚。本体サイズは94.5×43.4×66.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約200g。
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別売のワイドコンバージョンレンズ「WC-DC58N」(18,000円)
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テレコンバージョンレンズ「TC-DC58N」(13,000円)。両レンズとも取り付けにはアダプタ「LA-DC58G」(2,000円)が必要
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キヤノン
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ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2006-03/pr-ixyd800is.html
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■ URL
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a700/
( 本誌:折本 幸治 )
2006/03/07 13:21
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