ニコンは、手ブレ補正機構を搭載したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P3」と「COOLPIX P4」を3月10日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、P3が5万円前後、P4が45,000円前後の見込み。
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COOLPIX P3
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COOLPIX P4
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無線LAN機能を搭載して話題になった「COOLPIX P1」、「COOLPIX P2」に続く「P(Performance)」シリーズの製品。P3、P4ともに手ブレ補正機構「VR」を搭載し、シャッター速度約3段分の手ブレを防ぐという。P3とP4の違いは、P3のみIEEE 802.11b/g対応の無線LAN機能を引き続き搭載すること。そのほかの主な仕様は同様。
VR機構には、補正モードとしてノーマルとアクティブの2モードを用意。ノーマルは通常の手持ち撮影、アクティブは流し撮りを行なっているかを自己判別して補正する。VRをOFFにすることもできる。なお、VRは動画記録時にも動作する。
P3の無線LAN機能は、撮影ごとの転送、撮影済み画像の一括転送、任意の画像の転送などに対応。また、ワイヤレスプリンタアダプター「PD-10」を接続したPictBridge対応プリンタへもワイヤレスで接続できる。
同社の2005年春モデルで初めて登場した「フェイスクリアー機能」も搭載している。人物の顔を判別してフォーカスする「顔認識AF」、ストロボ発光時の赤目現象を軽減する「アドバンスト赤目軽減」、逆光やストロボ撮影時の光量不足を再生時に自動補正する「D-ライティング」からなる機能の総称。
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COOLPIX P3
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背面
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撮像素子は1/1.8型の有効810万画素CCD。最大記録解像度は3,264×2,448ピクセル。設定可能なISO感度は50/100/200/400相当。
レンズは焦点距離36~126mm(35mm判換算)、F2.7~5.3の光学3.5倍ズーム。P1/P2と同じ仕様の6群7枚で、非球面レンズ2枚を採用している。
記録メディアとしてSDメモリーカードを採用。さらに約23MBの内蔵メモリも使用できる。内蔵メモリ、SDメモリーカードの相互コピーにも対応している。
液晶モニターは、P1/P2と同じく約15万画素の2.5型。リチウムイオン充電池は、EN-EL8からEN-EL5になった。CIPA準拠の撮影可能枚数は約200枚。P1/P2からそれぞれ約20枚、約10枚増加した。
そのほか、絞り優先AE、11点ワイドエリアフォーカス、16種類のシーンモードなどを搭載。本体サイズは約92×31×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約170g。
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ニュースリリース
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( 本誌:折本 幸治 )
2006/02/21 16:51
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