富士フイルム株式会社は、有効630万画素スーパーCCDハニカム V HR搭載のコンパクトデジタルカメラ「FinePix F11」を10月下旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後の見込み。
3月に発売された「FinePix F10」に、シャッター優先AE、絞り優先AEなどを搭載したスペックアップモデルで、基本仕様はF10とほぼ同様。
画像処理エンジン「リアルフォトエンジン」を搭載。ノイズ低減技術「ダブルノイズリダクション」には、新たなノイズ低減処理技術を加えたという。シャッタータイムラグ最短0.01秒、起動約1.3秒、撮影間隔最短約1.1秒はF10と同じ。自動的にストロボをオフにする「ナチュラルフォトモード」や、「ブレ軽減プログラム」も引き続き搭載する。
「マニュアル撮影モード」には、新たに「シャッター優先AE」、「絞り優先AE」の各モードを搭載。シャッター優先AEでは3~1/1,000秒、絞り優先AEではF2.8~8(最大10段)の範囲で、任意の数値を設定できる。
撮像素子は1/1.7型有効630万画素のスーパーCCDハニカム V HR。感度はISO80~1600。記録画素数は2,848×2,136/3,024×2,016(3:2)/2,048×1,536/1,600×1,200/640×480ピクセルで、記録形式はJPEG。640×480または320×240ピクセルで30fpsの音声付き動画撮影も可能。動画撮影時、F10ではISO400相当だった感度がF11ではISO800相当に高感度化された。記録形式はAVI(Motion JPEG)。
3コマまでの通常連写、最短0.45秒間隔で最大40コマまで連写し続け、シャッターを離した直前の連続3コマのみを記録する「サイクル連写」、最短1.3秒間隔での「40コマ連写」が可能。
レンズは光学3倍のフジノンズームレンズを搭載。35mm判換算の焦点距離は36~108mm、開放F値はF2.8~5。撮影可能距離は約60cm~無限遠。マクロモードでは広角端で約5~80cm、望遠端で約30~80cm。
液晶モニターは2.5型TFT液晶を搭載。画素数はF10の約11.5万画素から約15.3万画素に高画素化された。光学ファインダーは搭載しない。記録媒体はxDピクチャーカード。PCとの接続はUSB 2.0。
電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約500枚。
本体サイズは92×27.3×58.2mm(幅×奥行き×高さ)、充電池とxDピクチャーカードを含む重量は約200g
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製品情報
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( 本誌:青山 貴司 )
2005/09/29 15:59
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