キヤノンはコンパクトデジタルカメラ「PowerShot S80」を10月中旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は63,000円前後の見込み。
2004年9月に発売されたPowerShot S70の後継機種。1/1.8インチCCD、35mm判換算焦点距離が28~100mmの光学3.6倍ズーム、レンズバリア付きの横型ボディなどを継承するが、CCDの有効画素数が約710万から約800万画素に、映像エンジンがDIGICからDIGIC IIに、記録媒体用スロットがType 2 CFからSDメモリーカード(MMC対応)スロットに、液晶モニターが1.8型11.8万画素から2.5型11.5万画素に変更されている。また、XGA(1,024×768ピクセル、15fpsでの動画撮影が可能になり、AFや起動時間、データ転送速度の高速化も図られている。
操作系に大きな改良が加えられており、従来の十字キーに変わり、コントローラーホイールを搭載。上下左右を押し込むことで十字キーと同様の機能を果たすほか、ホイールを回転させることにより露出の変更、マニュアルフォーカス、シーンモード変更、画像再生の送りといった操作を素早く行なうことができる。
また、モードダイヤルが本体上面から右側面に移され、ズームレバーを同軸に配置。モードの視認性と操作感の統一を図っている。
撮像素子は有効約800万画素の1/1.8型CCD。感度はISO50/100/200/400。記録解像度は3,264×2,448/2,592×1,944/2,048×1,536/1,600×1,200/640×480ピクセル。記録形式はJPEG。秒間約1.8コマの連写が可能。
1,024×768ピクセル/15fps、640×480ピクセル/30fpsなどでの動画撮影も可能。記録形式はAVI(Motion JPEG)。
レンズは非球面レンズ2枚、UAレンズ(Ultra high refractive index Aspherical)1枚を含む7群8枚で構成される。35mm判換算の焦点距離は28~100mm。開放F値はF2.8~5.3。撮影可能距離は44cm~無限遠。マクロモードでは広角端で4~44cm、望遠端で30~44cmでの撮影が可能。
映像エンジンはDIGIC II。起動時間は約1.7秒。
2.5型約11.5万画素の低温ポリシリコンTFT液晶モニターと光学ファインダーを搭載。記録媒体はSDメモリーカード/MMC。PCとの接続はUSB。
電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は200枚。
本体サイズは104×38.8×57mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみ重量は約225g。オプションで0.8倍ワイドコンバージョンレンズ、2倍テレコンバージョンレンズ、ウォータープルーフケースなどが用意される。
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ワイコン装着時。コンバージョンレンズ装着にはコンバージョンレンズアダプターが必要となる
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ウォータープルーフケース WP-DC1
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キヤノン
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ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2005-09/pr-ixydl3.html
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/s80/
【8月20日】キヤノン、710万画素とブラックボディの「PowerShot S70」(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0820/canon4.htm
( 本誌:田中 真一郎 )
2005/09/14 13:35
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