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米Olympus、初心者向けの低価格コンパクトデジカメ3機種を発表


 米国および欧州の各オリンパス現地会社は29日、エントリー向けのコンパクトデジタルカメラ「FE-120」、「FE-110」、「FE-100」を発表した。米国ではいずれも9月に発売。価格はFE-120が229.99ドル、FE-110が199.99ドル、FE-100が149.99ドルの見込み。

 FEシリーズは、単三電池2本で駆動するエントリー向けのデジタルカメラ。国内では同じ本体デザインの「X-550」、「X-450」が2004年に発売されており、今回の新製品はそれらの高画素版とみられる。多分割測光のESPを採用するFE-120に対し、FE-110/100は中央重点部測光のみとなる。


FE-120 FE-110 FE-100

 FE-120は、X-550と同様のボディデザインのエントリー向けモデル。1/2.5型有効600万画素CCD、光学3倍ズームレンズ、8.5万画素1.8型液晶モニターなどを採用する。記録メディアはxDピクチャーカードで、内蔵14MBメモリも使用可能。感度はISO50~320相当。QuickTime Moiton JPEGによる動画記録も行なえる。

 レンズは5群6枚の光学3倍ズーム。そのうち非球面レンズ3枚を使用する。35mm判換算での焦点距離は38~114mm相当で、開放F値は2.8~4.9。最短2cmからのSuper Macro modeも備えている。


FE-120の背面
 電源として、アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池、ニッカド電池の各単三形電池に対応。それぞれ2本で駆動する。あるいはリチウム電池のCR-V3も利用可能。本体サイズは106×36×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は140g(本体のみ)。

 FE-110は、X-450と同形状のボディを採用する有効500万画素機。レンズは6群7枚構成の光学2.8倍ズームで、3枚の非球面レンズを採用。35mm判換算時の焦点距離は38~106mm相当、開放F値はF3~5。FE-120と同様、最短2cmまで寄れるSuper Macro Modeを備える。

 液晶モニターは1.5型。記録メディアはxDピクチャーカードおよび内蔵28MBメモリ。単三電池2本を電源に使用し、FE-120と同じ形式の電池が利用できる。本体サイズは87.5×38.5×62.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は140g(本体のみ)。

 FE-100は、FE-110のCCDを1/2.5型有効400万画素とした機種。本体デザインおよびそのほかの主な仕様はFE-110を踏襲する。



URL
  Olympus America(英文)
  http://www.olympusamerica.com/
  Olympus UK(英文)
  http://www.olympus.co.uk/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.olympus.co.uk/corporate/presscentre_presscentre.cfm?artID=41256904004CCF438FF6AF052AB6CA2D8025706900341A05


( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/30 16:09
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