松下電器産業株式会社はアスペクト比16:9の840万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-LX1」を8月26日より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は63,000円前後の見込み。
16:9のアスペクト比を持つ1/1.65インチ有効840万画素CCDを搭載。16:9での撮影が可能なデジタルカメラはすでに存在するが、4:3などのCCDの上下を切ってワイド画像としたもので、LX1ではCCDそのもののアスペクト比を16:9とすることで、16:9画像を標準の撮影モードとし、3:2や4:3の画像は16:9から切り出すようにした。
16:9のワイド画像のほか、3:2、4:3の画像も撮影できる。記録画素数は16:9で3,840×2,160/3,072×1,728/1,920×1,080ピクセル、3:2で3,248×2,160/2,560×1,712/2,048×1,360ピクセル、4:3で2,880×2,160/2,304×1,728/2,048×1,536/1,600×1,200/1,280×960ピクセル。感度はISO80~400。JPEGのほか、TIFF、RAWでの記録も可能。
秒間3コマ、ファインモードでは連続5コマの連写が可能。
848×480/640×480/320×240ピクセルで30fpsまたは10fpsの音声付動画撮影も可能で、記録形式はQuick Time(Motion JPEG)。
レンズは35mm判換算の焦点距離28~112mm、開放F値F2.8~4.9のLEICA DC VARIO-ELMARIT光学4倍ズームで光学手ブレ補正機構を備えるが、28~112mmの焦点距離は16:9モードでのみとなり、3:2では32mm~、4:3では34mm~となる。
レンズ構成は非球面レンズ3枚3面を含む8群9枚。撮影可能範囲は広角端で50cm~無限遠、望遠端で120cm~無限遠。マクロモードでは広角端で5cm~無限遠、望遠端で30cm~無限遠での撮影が可能。
また、500万画素、300万画素などのCCDの一部を切り出す低解像度撮影時に、焦点距離が望遠方向にシフトすることを利用した「EX光学ズーム」機能を搭載。広角側ではCCDの使用範囲を800万画素分に広げてより広い画角を実現し、800万画素のデータから低解像度画像を生成する。
プログラムAEのほか、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出モードを備える。また、プログラムシフトも可能。シーンモードには、従来のポートレートやスポーツなど12種に、暗所での撮影モードである「キャンドル」と「星空」が追加された。星空モードでは、シャッタースピードを15/30/60秒から選択でき、撮影後には自動的にノイズキャンセル処理がなされる。
インターフェイスでは同社製の従来機と同様な十字キーなどのほか、新たにジョイスティックを搭載。露出やフォーカスのマニュアル設定などの操作性を向上させた。
画像再生では従来の9画面に、16画面、25画面での表示を追加。さらに、任意の画像に「お気に入りマーク」を付けることで、マークした画像以外を削除したり、マークした画像だけをスライドショーで再生したりできる。
液晶モニターは2.5型20.7万画素の低温ポリシリコンTFT。輝度を上げて視認性を高める「パワーLCD」機能を搭載する。光学ファインダーやEVFは搭載しない。
記録媒体はSDメモリーカードまたはMMC。ただしMMCは静止画記録のみ対応。PCとの接続はUSB。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約240枚。
本体サイズは105.7×25.6×55.8mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリー、メモリカード、レンズキャップを含む重量は約220g。本体色はブラックとシルバーが用意される。
●松下電器産業提供の作例
|
|
アスペクト比4:3の作例
|
アスペクト比16:9の作例
|
TIFF画像を2枚、ZIP圧縮しています(34.2MB)。下のリンクからダウンロードして下さい。
・lx1_sakurei.zip
■ お問い合わせ先
お客様ご相談センター
Tel.0120-878-365
Tel.06-6907-1187
■ URL
松下電器産業
http://panasonic.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050721-4/jn050721-4.html
製品情報
http://panasonic.jp/dc/lx1/
( 本誌:田中 真一郎 )
2005/07/21 12:16
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|