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Caplio GX8
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リコーは、広角28mm相当からのワイドズームレンズと800万画素CCDを搭載したコンパクト機「Caplio GX8(ジーエックスエイト)」を5月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は55,000円前後の見込み。
2004年5月発売の500万画素機「Caplio GX」の後継機。35mm判換算で28~85mm相当、F2.5~4.3の広角ズームレンズを継承し、CCDを1/1.8型有効824万画素に変更。さらにPCインターフェイスがUSB 1.1からUSB 2.0に強化されている。
そのほかの改良点としては、膨大な失敗画像をもとにAEアルゴリズムを変更。GXと同じく、絞り優先/マニュアル露光モード、シーンモード(ポートレート、スポーツ、遠景、夜景、文字、高感度)の各露出モードを備える。さらにマクロでのAFを改善。ワイド側の最短撮影距離は従来通り1cmからとなっている。測距点を移動可能な「AFターゲット機能」も継承。ただし、テレマクロの最短距離が8cmから10cmに伸びた。
また、新アクセサリーのケーブルスイッチ(外部レリーズケーブル)「CA-1」(2,940円)が使用可能になった。従来のGX同様ホットシューを備え、汎用の外付けストロボを装着できる。今回はカメラ本体をストロボOFFにした場合でも、外付けストロボを発光させることが可能になった。そのほか、インターバルタイマーがGXの30秒単位から5秒単位に変更されている。
記録画素数は3,264×2,448/2,592×1,944/2,048×1,536/1,280×960/640×480ピクセル。文字モードでも800万画素の3,264×2,448ピクセルを選択できる。なお、画像非圧縮の「NCモード」も引き続き搭載。動画の記録解像度はGXから変わらず、320×240/160×120ピクセル。ISO感度もAUTO/64/100/200/400/800/1600と変更はない。
レンズのスペックもGXと同等。7群9枚の光学3倍ズームレンズで、焦点距離を28/35/50/85mmの4段階に固定する「ステップズーム」も引き続き利用できる。通常撮影時の最短撮影距離は約0.3m。なお、GX用のフード&アダプター「HA-1」(2,625円)や焦点距離22mm相当を実現するワイドコンバージョンレンズ「DW-4」(10,500円)も使用可能。
起動時間は約1.3秒。一気押しでのシャッタータイムラグは約0.1秒以下。撮影間隔は約1.7秒(10MB/sec以上の高速SDメモリーカード使用時)。なお500万画素のGXでは順に約1.2秒、0.12秒、約1.3秒。
記録メディアはSDメモリーカード/MMC。内蔵メモリ(26MB)へも記録できる。液晶モニターは約13万画素の1.8型低温ポリシリコンTFT液晶で、実像式の光学ファインダーも引き続き装備する。電源はリチウムイオン充電池の「DB-43」(別売5,250円)、または単三アルカリ電池2本を使用。
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前モデルのCaplio GX
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外観はGXとほぼ同じ。ただし、ブラック塗装の色味を変更し、「GR(同社の単焦点銀塩カメラ)のような梨地仕上げにした」という。また、鏡胴先端のアダプターリングを金属に変更し、デザインも改めている。絞り値やシャッター速度の変更に用いる本体前面上部の「アップダウンダイヤル」も引き続き備えている。
本体サイズ、重量はGXと同等で、113.6×29×58mm(幅×奥行き×高さ)、約205g(本体のみ)。電池、SDメモリーカード、ストラップを加えた重量は約261g。
■ URL
リコー
http://www.ricoh.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/digital_camera/2005/0426.html
製品情報
http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/gx8/
【2004年7月27日】伊達淳一のデジタルでいこう! リコーCaplio GX(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0727/date004.htm
【2004年5月25日】那和秀峻の最新デジカメレビュー リコーCaplio GX(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0525/dcr015.htm
【2004年5月6日】リコー、28~85mm相当の513万画素機「Caplio GX」(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0506/ricoh.htm
( 折本 幸治 )
2005/04/26 15:03
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