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三洋、Xacti DMX-C5の発表会を開催

~片山右京氏がエベレストやパリダカでの使用感を語る

 三洋電機株式会社は1日、新製品「Xacti DMX-C5」の発表会を都内で開催した。発表会ではレーシングドライバーの片山右京氏が参加し、前機種DMX-C4をエベレスト登山やパリ・ダカール・ラリーなどで使用した経験を話した。

 片山氏はネパールのチョ・オユウ登山などに、「動画とスチルを両方撮影できるのは三洋製だけ」ということで、2001年に発売されたDSC-MZ1から携行。2004年のマナスル登山と2005年のパリ・ダカール・ラリーでは、DMX-C4を使用した。

 8,000mを超える高峰では、マイナス60度に及ぶ低温のために衛星携帯電話の液晶が凍って真っ黒になったが、DMX-C4ではそのようなこともなく、1度充電すれば1週間使用できたとした。また、パリ・ダカール・ラリーでは、車内は60度に及び、絶え間ない振動が加えられていても、外装が傷つくだけで、動作には問題がなかったという。


DMX-C5を持つ片山右京氏 マナスルを登る片山氏を、DMX-C4で撮影した映像

パリ・ダカール・ラリー走行中の様子をDMX-C4で撮影した映像 ロープにつかまったまま、片手で撮影する様子をアクションを交えて説明する片山氏


DMX-C5

左がDMX-C5、右がDMX-C4(以下同)

ラグジュアリーシルバー ノーブルブロンズ マニッシュホワイト

デジタルムービーは、2010年にはビデオカメラと逆転

DIソリューションズカンパニー DI企画部の重田喜孝 部長
 発表会では同社のDIソリューションズカンパニー DI企画部の重田喜孝 部長が開発の背景と製品概要を説明。

 全世界でデジタルカメラ市場が拡大を続けているのに対し、ビデオカメラ市場が横ばいとなっており、拡大が見込めないとし、メモリカード価格の下落などを背景にテープからメモリカードへの記録媒体の変化が起きているとした。また、メモリカードを記録媒体とするデジタルムービーカメラは、「PCとの親和性に優れ、データが扱いやすい」、「駆動メカニズムが要らないために信頼性が高くコンパクトなサイズが実現できる」、「ランダムアクセスによる画像の記録再生がやりやすい」といったメリットがあるとした。

 これをふまえて同社では、今年のデジタルムービー市場の規模を120万台と予測。2010年にはビデオカメラとの逆転も起こりうるとした。


デジタルムービーカメラのメリット 2005年は120万台規模の市場に

 DMX-C5については、従来のXactiシリーズが中高年を中心としたファミリー層に支持されていたのに対し、C5ではメインターゲットを25~30代のアクティブな男女に設定。小型軽量で洗練されたデザインを心がけたとした。

 小型軽量化では、基幹回路ブロックをSIP化、周辺回路をLSI化し、基板面積を約40%削減。光学5倍ズームレンズはアクチュエータ配置を工夫して薄型化したとした。また、DMU(Digital Mock Up)を駆使して強度確保と部品の小型化を両立。効率よくレイアウトすることで無駄な空間を削減したとした。


基板面積を削減 レンズユニットも小型化 DMUによって空間効率を高めた

CCDは500万画素に。静止画と動画の同時記録機能は継承 4画素混合により動画を生成する

DMX-C5の構成パーツ DMX-C4の構成パーツ

 また、同社コンシューマ企業グループ コンシューマ営業本部 本部長の井植敏彰 常務執行役員は、同社製TV、エアコン、マッサージャーなどで、インテリアにマッチするデザインに取り組んできたことを紹介。外に持ち出すDMX-C5は、家電よりも人の目に触れる機会が多いため、人にほめられる満足を心がけ、仕上げの品位などにもこだわったとした。


コンシューマ企業グループ コンシューマ営業本部 本部長の井植敏彰 常務執行役員 同社の歴代動画デジカメも展示された


URL
  三洋電機
  http://www.sanyo.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0503news-j/0301-1.html

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三洋電機、MPEG-4カメラの新モデル「Xacti DMX-C5」(2005/03/01)


( 田中 真一郎 )
2005/03/01 18:59
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